この時期にしては、ここ数年で最も脱力感を感じているが、そうは言っても頂点を決める戦いを無視するわけにはいかない。ということで、例年通り日本シリーズの大予想を行ってみる。
今年はまず結論から。ズバリ!4勝1敗で日本ハムと予想する。
まずは日本ハム。森本が出て田中賢が送り稲葉が返す攻撃は安定感抜群。下位にも意外性のある高橋や小谷野が控えており、まさに死角なし。投手陣もダルビッシュとグリンは磐石で負ける要素が見当たらない。このように万全の布陣を誇る日ハムで、キーマンはセギノールと武田勝だろう。CSで不調だった両選手だが、この2選手の調子があがっているようなら、一気に決めてしまうだろうし、逆に不調のままなら、案外もつれるかも知れない。
中日はCSで見て分かるように、どうしてもウッズ頼み。G投手陣はウッズに滅法弱いため、軽く3タテを食らわせたが、日ハム投手陣はウッズを昨年のシリーズでは15-4、今年の交流戦では6-1で、共にノーアーチに封じているため、ドラゴンズ打線が完全に沈黙する恐れがある。僕が思うキーマンは井端。粘りある打撃に定評がある井端だが、僕にはここぞという場面で意外と淡白なバッティングをする一面も併せ持つように映っていて、そちらの面が出ずにいい面がうまく出てくれれば、森野や中村紀が返すパターンに持ち込めるかも知れない。逆に淡白な面が出てしまうと、打線が全く機能せず、一気に敗退する危険性もある。
今年の交流戦でも3勝1敗と分が悪い中日。ただ、その1勝は川上とダルビッシュの投げ合いによるもので、エース同士の投げ合いで勝っているという点はドラゴンズにとって好材料。また、常に熱戦を繰り広げているイメージのある日本シリーズだが、2000年以降、平均して5.4試合しか行われておらず、意外とあっさり決まっていることの方が多い。今年も勢いに乗ったチームが一気に決めてしまうことも充分に考えられそうだ。
もう一つ日ハムにとって有利なデータとして、前年と同じ対戦になったシリーズは一番最近の1992-93のヤクルト-西武を含め過去には11回あるが、前述のヤクルト-西武以外の10回は、全て前年と同じチームが日本一を獲得している。リベンジを果たしたのは1993年のヤクルトだけだ。今回も、昨年の圧勝でいいイメージを持っている日本ハムが優勢にシリーズを進めるか。
ちなみに、このブログを開設してから日本シリーズ予想をするのは3回目だが、過去2回はいずれも優勝チームを当てており、しかし勝敗は外している。つまり、日本ハムが4-0、4-2、4-3のいずれかで日本一になれば、このジンクスも継続されるわけだが、果たしてどうなることか。
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