サヨナラエラーと言う前代未聞の優勝決定シーンを迎えた巨人軍。ファンとしては当然嬉しいのだが、いま一つ喜びを爆発させる気にならない。もちろん、これからクライマックスシリーズが控えているからだ。
試しに、今世紀に入ってからの優勝決定シーン及び日本シリーズのシーンで、一般的に最も記憶に残っているだろうと思われるシーンをあげてみる。
・2001年
これは、間違いなく北川の代打満塁優勝決定サヨナラホームラン。これはもの凄いインパクトがあった。
・2002年
1990年の雪辱を果たした巨人の西武4タテ。ファンなら間違いなくこれが記憶に残っているはずだ。逆に優勝決定シーンはあまり記憶がない。甲子園で、負けて胴上げだったっけ?
・2003年
阪神と福岡ダイエーの対決となった日本シリーズは、究極の内弁慶シリーズとなり、何と全7戦ともホームチームの勝利。セの優勝は甲子園で、他球団の結果を待って決定したんだっけ?
・2004年
中日と西武の日本シリーズとなったこの年。第1戦の49分間抗議は両チームの執念を感じさせた。
・2005年
千葉ロッテが圧倒的な力で阪神をねじ伏せたこの年。初戦から打線が大爆発し、濃霧コールドという結末は、天までが千葉ロッテの味方をしていた印象だ。
・2006年
北海道日本ハムが新庄引退効果で中日を圧倒。ひちょりが一気に全国区に躍り出た。
さて、この中で、パ・リーグのプレーオフがどの年から始まったのか、迷わず言い当てられる人がどれくらい居るだろう?正直、僕自身も一瞬迷った。
何が言いたいかというと、数年経ってしまえば、シーズンの激闘の記憶は随分とかすんでしまい、逆にシリーズの記憶はしっかりと残っているということ。つまり、巨人も今年優勝しただけでは、数年経ってしまえばそんなことは忘れ去られてしまい、その頃にはシリーズの記憶だけが残っているだろうということだ。
だからこそ、クライマックスシリーズは勝たないといけない。そう思うと、まだまだ喜んでいる場合ではないし、クライマックスシリーズに勝ち残って初めて喜びを爆発させられるのではないだろうか。
っていうか、クライマックスシリーズはマジでやめましょうよ、NPBさん。僕の周りにG党、ドラキチ、トラキチと居ますが、どの人のブログを見ても反対してますよ。
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