ついに日本一の栄冠に輝いた。2002年シーズン以来、7年ぶりということで、このブログをスタートさせたのが2005年だから、ブログ開設以来、初の日本一である。とにかくとても嬉しい。
第4戦までは振り返っているので、日本一に向けて加速度を増していった第5戦以降をちょっとプレイバック。
第5戦は日ハムペースの試合だった。古城と小笠原の拙い守備で日ハムが先制すると、試合はそのままこう着状態。試合が動いたのは8回ウラ。李承燁が執念の死球で出塁すると、大道がこれまた執念のタイムリー。しかし、ここは8回ウラ。ここで逆転しないと展開としては苦しいのだが、続く小笠原とラミレスが倒れてしまう。不安は的中し、9回の表には山口から高橋信が勝ち越しのホームラン。普通ならこれでゲームセットだ。ところが、武田久の初球を亀井がとらえると、その流れで阿部がサヨナラホームラン。完全な負け試合をひっくり返しての勝利なだけに、大きな勝利をつかんだ。
そして迎えた第6戦。この試合は、始まる前から日ハムは誤った選択をしていた。絶対的切り札のダルビッシュをベンチから外したのだ。奇跡のピッチングから中5日。行けたはずだ。例え先発はさせられない状態だったとしても、リリーフ登板として待機させられたはずだった。図らずもそんな場面が出てくることになる。
試合は、いきなりの大波乱。1回ウラに先発東野が高橋信の打球をまともに受けて降板。内海が緊急リリーフに立つ。いきなり二死1,2塁の大ピンチ。ここでスレッジは初球を打って、ファーストゴロに倒れてしまう。ここは畳み掛ける絶好のチャンス。初球を打つなとは言わないが、打つなら絶対ヒットにしなければいけない場面だった。絶好のチャンスを逃した日ハムは、続く2回表に巨人に先制を許してしまう。
こうなると、1点の重みがずしりとのしかかってくる。ビッグゲームになればなるほど先制の意味は大きい。それでも迎えた8回表。好投を続けた武田勝がついに捕まり、二死2塁のピンチ。ここで小笠原を敬遠し、ラミレスと勝負するという思い切った采配に出た。小笠原を歩かせたところでピッチャー交代。結果的に、2番手の江尻がラミレスを三振に打ち取り、ピンチを脱出するのだが、この時点で日ハムの残す攻撃は2イニング。ここは単純にピンチを切り抜けるだけではなく、雰囲気を一気に日ハム側に持ってくる必要があった。そのためにも、本当ならダルビッシュをつぎ込みたい場面だった。
その後、巨人はおされ気味に試合を進めつつも、先制したものの強みもあり、何とかそのまま逃げ切り、見事日本一に輝いた。原監督の勝利監督インタビューも見事だった。
日本一になりました!
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