2019年4月20日土曜日

プロ野球観戦記 ~ヤクルトのシーズン途中での失速を予感~

 2019.4.20 中日ドラゴンズ×東京ヤクルトスワローズ@ナゴヤドーム

S 001 002 002│5
D 100 000 110│3

 ヤクルトが接戦をものにしたが、この戦い方だと、シーズン途中で失速するのではないかと感じた試合。

 先発は柳と石川。前半の5回までは両投手とも1失点と、結果としては合格点だが、内容は全く別だった。柳はとにかく懸命に投げている印象で、余裕が全く無い。球数も多く、2回終了時点で50球を超え、とにかくいっぱいいっぱいだった。6回に4連打を食らい、ノックアウトされたが、序盤からあれだけスタミナを消費すれば、この回に捕まるのも当然。開幕から結果は残しているが、ローテーションに定着するためには、もうワンランク上のピッチングを身に付ける必要がありそうだ。

 一方で石川は余裕のピッチング。初回こそ出合い頭のように京田とビシエドに打たれて先制点を許したが、以降は危なげない投球で、5回を78球にまとめた。このペースなら最低でも7回まで、うまくいけば石山へ直結できるかなと思っていたところ、6回の猛攻で打席が石川に回り、ここで代打上田が登場。石川は余力を残して降板した。

 このあと出てきたのが、マクガフ・梅野・近藤。力のあるリリーフ陣だし、この日はたまたま打たれて同点に追い付かれたが、そのまま逃げ切って勝てる可能性は高い継投だったとは思う。ただ、先発の石川に余裕があったにも関わらず、敢えて継投する必要があったのだろうか。まだシーズン序盤だし、リリーフをフル回転させるような時期では無いような気がした。この時期から酷使していたら、シーズン途中で息切れして、結果、チームが失速するのではないだろうか。そんなことを感じた試合だった。

 なお、この試合でスワローズの川端がプロ通算1,000本安打を記録。また、スワローズ太田のホームランと言うレアホームランを観ることもできた。

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