2023年1月7日土曜日

ヌートバーは来るのか?

 3月に行われるWBC。日本代表選手のうち、12選手が先行して発表となった。

 「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 侍ジャパン 一部メンバーについて

 話題となっている、カージナルスのラーズ・ヌートバー選手の発表は、今回は無し。また、日本代表としての基準を満たしているのかという点も含めて話題になっているスティーブン・クワン選手とクリスチャン・イエリッチ選手の発表もなかった。ヌートバーは選出が確実視されているし、クワンとイエリッチは条件を満たしていないというのが最終結論のようなので、選出されることは無いだろう。

 3Aレベルの選手ならともかく、バリバリのメジャーの選手なら、日本のプロ野球を経験せず、日本での知名度が無いような選手であったとしても、是非とも日本代表に参加して欲しいし、これこそが国別対抗の頂上決戦という感じがする。ヌートバーを通じてカーディナルスのファンになる人も出てくるのでは。

 ただ、本音を言えばクワンにこそ来て欲しかった。今回の日本代表には居ない、レフト専門の選手だし、そのレフト守備は昨シーズンのゴールドグラブに輝いたことからも分かるように、メジャーでもトップクラス。出塁率も高く、言ってみれば近本を全体的にレベルアップさせ、レフト専門にしたような選手。選出できていれば、不動のトップバッターを任せることができたはずだ。ただ、唯一の不安材料としたら、今年が2年目の選手なので、昨年の成績がフロックだった可能性があり、特に打撃の面ではこれほどまでの活躍は見込めない可能性はあるが。

 逆にネームバリューで言えばイエリッチ。2018年はMVP。続く2019年もほぼ同じ成績を残し、この頃であればアメリカ代表のレギュラークラスの選手だった。ところが短縮シーズンの2020年に調子を上げることができずシーズンを終了すると、以降は平凡な成績にとどまっている。まだ老け込む年齢ではないので、バウンスバックの可能性ももちろんあるが、全盛期は過ぎたという見方の方が正しいだろう。正直、今更、日本代表に加わって欲しいとは思わないかも。

 代表入りが確実視されているヌートバーは、カーディナルスでもレギュラーではなく、昨シーズンの成績だけだとクワンやイエリッチよりも劣る。ただ、成長著しく、どこかの記事で書いてあって、まさにその通りだと思ったのだが、ちょうど2009年のWBCの時の亀井のようなポジションの選手である。今回紹介した3選手の中で、今シーズン最も良い成績を残すのはヌートバーという可能性はあるし、むしろその可能性は高いと思う。そういう意味でも、是非とも選出して欲しいし、そうなったら注目していきたいと思う。

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