2023年12月10日日曜日

大谷が10年7億ドルでドジャースへ

 今オフの話題の中心となっている大谷が、10年7億ドルでドジャースと契約した。現在のレートだと、概ね1000億円。年平均で100億円ということになる。

 これまでの契約総額で最大の契約は、トラウトの12年約4.3億ドルなので、これを大幅に更新。契約の年平均だと、4,333万ドルのシャーザーとバーランダーが最高年俸だが、これも大幅に更新。それどころか、全世界のスポーツ選手の中で最高額の契約となったとのことで、野球選手の枠を超え、世界一のスポーツ選手になった。他のスポーツでは分からないけど、野球ではこれを超える契約は、今世紀中ぐらいのレベルで現れないと思う。

 何しろ、年俸100億円。国内有数の企業の年商レベル。文字通りケタ違いである。

 ただ、一人の野球ファンの目線で見たとき、正直言って、大谷がドジャースを選んだのは、なんかちょっと違う気がした。強豪チームに行って、筋書き通り勝って、ワールドシリーズに進出するというのは、大谷のストーリーとしてはフィットしないと思うからだ。それよりもエンゼルスか若しくは別の成長過程のチームに行って、大谷中心にチームを一から作り上げてワールドシリーズを制するというストーリーを見たかった気がする。

 とは言え、そんなドジャースだが、実はそんなに安泰ではない。確かに今シーズンはぶっちぎりの強さで地区優勝したし、打線はベッツ、フリーマン、スミス、マンシーが揃う上位打線は、そのままメジャーのオールスターと言ってもいいほど。ただ、下位打線は弱く打線の層は薄いし、それよりも何よりも先発投手陣が壊滅状態。来季の柱になるべくビューラーはトミー・ジョン明けなので不安要素があるし、メイとゴンソリンは、ケガで開幕から出遅れることが確定。FAとなったカーショウは再契約すると思うけど、同じくケガで前半戦は絶望。オフはまだまだ続くのでこれから補強するんだとは思うけど、不安要素はある。

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