天才とも奇才とも異才とも言われるKing Gnuだが、新譜が届けられ、改めてその通りだと思った。これまでに聴いたことのないような音楽だし、きっと誰にも真似できないだろうし、真似したところできっとヒットしない。尖りに尖った楽曲から繊細なメロディまで、幅の広さもケタ違いだし、そのうえで業界トップランナーなのだから、どうしたらこんな才能が生まれてくるのだろう。
収録されている楽曲のほぼ全てがシングルとはアレンジを変えているのは、オリジナルアレンジに拘ることを良しとする自分としては少しマイナス点だが、かなりライブを意識したアレンジのようにも聴こえるので、ライブバンドとして、アルバムを引っ提げたツアーを予定している状況では、これはこれで正しい音源化なのかも。
間奏曲含めて全21曲。全てに明確な特徴があり、とても変化に激しいアルバム。ゆっくり味わうこともできれば、一気に聞いても爽快な、まさに名盤だと思う。
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