「気になるイヤホン」でも書いたが、近ごろは移動中に音楽プレイヤーで音楽を聴くという機会は随分と減っている。ただ、減ってはいるものの1ヶ月に1回程度ぐらいの頻度ではあって、6年前に「iRIVER社の「Astell&Kern AK70」を購入」で書いたAK70なるプレイヤーを使っている。
ただ、6年も経ってバッテリーが傷んできたのか、それとも使う頻度が少なすぎるのがいけないのか、とにかく使用感がかなり落ちてきた。具体的には、何故か新しい曲を転送したあとに再生しようとすると、プレイリストの読み込みに30分ぐらいかかったり、連続再生2時間ぐらいで電池が切れたりといった感じ。
ということで買い替えを検討開始。色々と調べたところ、上記6年前の状況から市場も随分と変わってきていて、驚いたことが多かったので、それをここに書き残しておこうと思う。
1)そもそもかなりニッチな製品になっている
かつてはデジタルオーディオプレイヤーと言えば、家電量販店でも売れ筋商品の一つだったと思うが、もうあまり買う人も居ないのか、割かれているスペースも随分と隅に追いやられていて、全く目立たない。今どきはスマートホンで音楽を聴くのが主流なのか、もうデジタルオーディオプレイヤー自体が市場から消えそう。
2)高音質に特化されていっている
エントリーユーザはスマートホンで聴くということなのか、デジタルオーディオプレイヤーはマニアックなユーザ向けに特化していっていて、ほぼハイレゾ仕様。機器によってはハイレゾ音源しか再生できなくて、そのため価格も高騰気味。かつては、4~5万円も出せば買えたように記憶しているが、最近のプレイヤーは10万円超が当たり前。
3)マニアック化が加速
そういったマニアックユーザがターゲットになっているためか、メーカーサイトでの商品紹介も、かなりマニアックな用語が並んでいて、一般ユーザには読解不可能。例えば、連続再生時間の記載にも「シングルエンド再生の場合」「バランス再生の場合」とか書いてあって、何のことだか全く分からない。
4)機能面の仕様は公開されず
音質に関する仕様は事細かにメーカーサイトに書かれているのだが、機能面の情報がどう探しても全然出てこない。気になるのはプレイリストの編集やパソコンからのインポートとかがどんな感じでできるのかということなのだが、全く情報が見付からない。
ということで、特にネックになっているのが、かなり高額ということで、買い替え検討を始めたものの、ブレーキ気味。時代の流れに乗っかって、メインの音楽プレイヤーをスマートフォンにすることも考えたが、それをするには持っている楽曲数が多過ぎるし、聴けば聴くほどスマートフォンのバッテリーを消費するのが困るところ。
そうこう悩んでいたら、何故か現行AK70の新規プレイリスト読み込みに30分かかる問題が自然解決され、5分程度で処理が終わるようになったので、差し当たっては、買い替え無しかな。
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