ただの巨人ファンだった少年が、プロ野球全体のファンになったきっかけは、高校生の時に友人に教えてもらったベースボール・レコード・ブックの存在だった。この本で野球の記録の奥深さに触れ、隅から隅まで読み漁った。そして、この本でも集計されていないようなデータは、自分で集計するようにもなった。野球が生涯の趣味になるキッカケは間違いなくこの本だったと思う。
そんなベースボール・レコード・ブック。例年は発売時期が年末だった。これを購入し、年末年始はこの本を読みふける。それが日課だった。
ただ、今年は制作の都合とやらで、発売日が2月にずれ込んだ。発売日が変わったことが影響したのか、例年ならそこそこの大型書店なら置いてあったこの本が、何軒回ってもどこにも置いてない状況になった。書店に置いてなければ一般の野球ファンの目に触れることも無くなり、少年が記録の面白さに気付く機会も失われる。
時代の流れと言えばそれまでだが、インターネット上にもベースボール・レコード・ブックと同じレベルの野球に関する記録はアップされてないし、この本だけは野球文化のためにも無くしてはいけない本だと思う。
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