1位:読売ジャイアンツ
2位:中日ドラゴンズ
3位:広島東洋カープ
4位:横浜ベイスターズ
5位:阪神タイガース
6位:東京ヤクルトスワローズ
2強4弱だった昨年のペナント。そして今年も新戦力の台頭が目立つのはこの上位2チーム。ますます2強4弱の色合いが強くなりそうであるし、今年も優勝争いより、CS最後の枠を争う戦いの方が注目される可能性が高い。
優勝はジャイアンツ。昨年からの弱点だった先発投手陣は、高橋尚のFA移籍で更に手薄になったが、山口の先発転向と藤井のFA移籍でカバー。これにより左のリリーフ不足が心配だが、育成から星野が上がって、かつての山口のような活躍が期待できる。走攻守のバランスが取れた野手陣は、長野の加入で更に層が厚くなり、死角はない。
2位はドラゴンズ。唯一の不安要素は、昨年終盤に失速し、今年2年目のジンクスにはまる危険性をはらんでいるブランコ。ただ、吉見・チェンを中心とした投手陣は12球団でトップクラス。万が一ブランコが打てなくて得点力が落ちたとしても、守り抜けるだけの投手力がある。
3位はカープ。大竹・前田健・斎藤・篠田と若くてしかもタイプが違う投手が台頭してきた。約20年の時を経て広島投手王国復活の機運が高まってきている。不安要素は、得点力が新外国人のヒューバー・フィオの2人にかかってきているということ。逆にこの2人が大爆発すれば、2強に割って入ってくるだけの力を持つ。
4位はベイスターズ。2003年に阪神は大量の血の入れ替えを実践し、大躍進を遂げた。今年のベイスターズはそれに近い雰囲気を感じる。正捕手橋本を迎え、三浦頼みだった先発投手陣に清水を加えた。外野には足が使える早川を入れ、クリーンナップを打てるスレッジを迎えた。手薄な内野には稲田を補強し、実に主要ポジション全てに強力な補強をしたことになる。CSがなければ3位に入ってくると思うのだが、CS争いという緊張感の高い試合の経験が不足しているため、ここ一番の試合を取りこぼし、4位に終わると見る。
5位はタイガース。松井が去った直後、重量打線を形成した結果、打線が線にならずに点にしかならず、下位に沈んだのがジャイアンツ。今年のタイガースはその頃のジャイアンツにそっくりだ。ざっと見ても、レギュラー候補は、ブラゼル、関本、新井、鳥谷、金本、マートン、桜井、城島。小技や機動力はゼロ。これでは欲しい時の1点は取れない。ただ、あの頃のジャイアンツに比べると、岩田・能見・安藤・久保・下柳と、先発投手陣がそろっているのが救い。投手陣が粘りに粘って、打線の起死回生の一発を待ちたい。
6位はスワローズ。昨年3位に躍進したが、館山の突然変異と、シーズン終盤の高木のブレイクがあってのものだった。両選手とも今年出遅れているし、戦線復帰したところで昨年ほどの活躍ができるかどうか。石川は安定しているものの10勝すれば10敗するピッチャーなので、チームを上位に導くことのできるタイプではない。打線に目立った補強もないし、最下位に沈む可能性は高い。
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