2010年10月1日金曜日

独立リーグどこへ行く

 今年発足したばかりのJFBL(後日追記:リーグ活動休止のためサイト閉鎖)だが、僅か1年にしてリーグが休止することが発表された。

 「ジャパン・フューチャーベースボールリーグ 2011年度について」(後日追記:リーグ活動休止のためサイト閉鎖)

 また、関西独立リーグは資金難などが理由でNPO法人化され、四国・九州アイランドリーグの長崎セインツも同様に資金難から来年度からのリーグ脱退が決まるなど、2005年にスタートし、これまで何とか運営をしてきた独立リーグだが、曲がり角に来ている感がある。

 一番の原因はNPBとの共存の難しさだろう。ファンは当然レベルが高くて知名度も高い野球を観たいのだから、NPBのチームがある都市の場合は、ファンの興味は当然そっちに向く。関西独立リーグのチームは、和歌山はともかくとして、あとは大阪・神戸・明石なので、完全に阪神・オリックスの地域と重なる。四国・九州アイランドリーグの福岡レッドワーブラーズが2009年を最後に撤退したのも同様の要因だろう。

 逆に四国はNPBのチームはないし、北信越も同様。こういった地域でないと、独立リーグが根付くのは難しい。

 そして、三重スリーアローズ。ドラゴンズのお膝元と言いつつも、名古屋からは距離もあり、簡単には観戦にいけない距離。なので、地理的な面で言うと、成功する可能性は高い。ただしネックは対戦相手。来年度、四国・九州アイランドリーグへの本格参戦も噂されるが、距離が離れているため、お互いにとって遠征費用もバカにならない。ここへの加盟は、あまり得策ではないように思える。

 地理的なことを考えると、NPBのチームがなくて、ほどよく近い、奈良・京都・滋賀ぐらいで、中部・近畿リーグを立ち上げるのが最もいいように思えるが、それこそゼロからの立ち上げになるので、簡単にはいかないよなぁ。

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