2018年5月24日木曜日

セルジオ・ロモ投手が2試合連続で先発

 少し前の話だし、ちょうど大谷が先発した試合での出来事だったので話題にもなったが、レイズのリリーフ一筋セルジオ・ロモ投手が、20日の試合で先発した。前日も先発していたので、これで2試合連続での先発。これは、上位打線に強力な右打者が並ぶエンゼルス対策として、右打者に強いリリーバーであるロモ投手を初回に投入して、相手打線に勢いをつけさせないための、ある意味の奇襲である。いずれの試合でも早い段階で二番手であり、実質的な先発投手に継投している。

 2試合連続で先発というのは、当然、滅多にないことだが、全くないということではない。プロ野球でも数年に一度はあり、ただ、多くの場合は、オールスター休みや悪天候続きで、そもそも何日間も連続で試合が無かった場合か、先発投手が試合開始直後に危険球退場になった場合である。ちなみに前者の例だと、オールスターが3試合制で移動日も含めると6日間公式戦が無かった2013年は、広島のバリントン、楽天の川井、ロッテの古谷、オリックスの金子の4投手が2試合連続先発している。また、2009年9月5,6日には、6日に先発予定だった横浜のグリン投手が、メンバー表の書き間違いにより5日にも先発することになり、打者1人に投げ、結果的に2試合連続、しかも2日連続で先発した例もある。ただ、どれも日程の都合やアクシデントによるものであり、今回のような作戦としての2試合連続、しかも2日連続先発と言うのは、異例中の異例だろう。

 ただ、奇襲としては面白いと思うが、予告先発制をとっている近年の野球界において、意味あるのかな。

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