続いて、投手編。投手編の方が隠れた逸材が見付かることが多い気がする。基準は30イニングス以上。
最初はセイバーメトリクスの代名詞とも言えるWHIP。1イニングあたりに許したランナーの数で、1.0未満なら超一流とされる。
1.嘉弥真0.91 2.メルセデス0.96 3.ヒース0.98 4.東明0.98 5.大下0.98 6.比嘉0.99 7.浦野1.01 8.菅野1.02 9.岸1.03 10.大瀬良1.03 11.山崎1.05 12.マシソン1.05 13.菊池(L)1.06 14.井口1.07 15.石山1.09 16.山本(Bs)1.09 17.能見1.10 18.田原1.11 19.アルバース1.12 20.上原(G)1.13
12球団トップは嘉弥真。試合の山場で、いかに左投手を抑えていたかが分かる。東明がこんなに良かったのは意外。オリックスは西のFA移籍が噂されているが、東明がアナを埋めるか。日本ハムは大方の予想を覆してAクラス入りしたが、浦野・井口といった中継ぎ陣がチームを救っていたことが分かる。
続いて、メジャー中継ではかなりお馴染みになってきているK/BB。見たとおりの計算式で算出され、打たせて取るタイプの投手は良い数字にならないことから、個人的には日本の選手の評価軸としては、ちょっと違う気もしているが、それでも注目度は年々増している。
1.東明8.00 2.ヒース6.63 3.塩見6.63 4.有原5.80 5.岸5.48 6.桑原5.42 7.菅野5.41 8.秋山4.94 9.浦野4.89 10.上原(G)4.80 11.パットン4.19 12.石山4.13 13.澤田4.09 14.岩瀬4.00 15.上沢3.97 16.アルバース3.95 17.小川(S)3.92 18.大下3.89 19.大瀬良3.88 20.中川3.88
何と東明が1位。来年は大ブレイクするかも。あと、WHIPでも上位だったヤクルトの大下はちょっと注目したい。巨人の上原は、あまりいいピッチングをした印象は無かったのだが、セイバーメトリクスの数値は良かったようである。
最後はLOB%。残塁率に近い数値であり、投手の粘り強さを表し、70強が平均的な投手と言われている。
1.宋家豪95.0 2.宮國93.0 3.ミランダ88.6 4.田原88.4 5.ジャクソン87.5 6.野田86.7 7.澤田86.0 8.青山(E)85.7 9.石山85.2 10.増井85.1 11.中崎84.7 12.ヒース83.8 13.森(H)83.6 14.フランスア83.1 15.東82.8 16.菅野82.6 17.パットン82.6 18.公文82.5 19.一岡82.5 20.桑原82.2
かなり意外な名前が上位に並んだ。宋家豪は来シーズンに向けて覚えておいた方が良さそうな名前だ。巨人のリリーフがここでも宮國・田原がトップクラスの成績を残している。今年はたまたま打たれるシーンが目立ったが、実は持っている力は悪くないのかも知れない。K/BBと同様に名を連ねているオリックスの澤田にも注目だ。
(参考)「セイバーメトリクス2017 投手編」
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