2018年10月14日日曜日

セイバーメトリクス2018 野手編

 今年は日程の消化が遅かったので、クライマックスシリーズ期間中にようやくレギュラーシーズンが終了。最近はMLBネタが多いですが、ちゃんとプロ野球も見てますよ。ということで、恒例のセイバーメトリクス紹介。まずは野手編。100打席以上の選手でランキング。

 最初は出塁率。元祖セイバーメトリクスとも言える指標で、4割を超えると一流と言われる。

 1.丸.468 2.鈴木(C).438 3.山田哲.432 4.近藤(F).427 5.坂本(G).424 6.糸井.420 7.ビシエド.419 8.平田.410 9.青木.409 10.坂口.406 11.吉田正.403 12.秋山.403 13.會澤.401 14.大引.398 15.田中賢.398 16.山川.396 17.岡本.394 18.筒香.393 19.西川(F).391 20.糸原.390

 .450超は滅多に出ないかなりのハイレベルの数値であり、今年の丸が驚異的な出塁率だったことが分かる。大引や田中賢といったベテランが高い出塁率を残しているのはちょっと意外な気もするが、注目したいのは糸原。高い出塁率を武器に、来シーズン以降もレギュラー定着となるか。

 続いて、もはや完全に市民権を得つつあるOPS。出塁率+長打率で計算され、8割を超えると一流。10割を超えると超一流。

 1.丸1.096 2.柳田1.092 3.鈴木(C)1.057 4.山田哲1.014 5.ソト1.008 6.筒香.989 7.山川.985 8.ビシエド.974 9.坂本(G).962 10.吉田正.956 11.秋山.937 12.岡本.935 13.アマダー.918 14.大引.911 15.浅村.910 16.バレンティン.904 17.糸井.900 18.宮崎(DB).894 19.會澤.893 20.青木.884

 ここでも1位は丸。2018年の両リーグナンバーワンバッターと言える。ソトは大当たりだったが、マークが厳しくなる来シーズンも同様の数字を残せるだろうか。吉田正はいよいよオリックスの主砲として一本立ちした感。アマダーは高い数値を残していただけに、ドーピング問題は痛かった。

 最後は、足の速さを数値化したSPD。算出式はとても複雑だが、盗塁成功率、盗塁企図数、三塁打、得点が多いと数値が上がり、7.00を超えると一流とされる。

 1.重信8.21 2.本多8.09 3.上林7.96 4.明石7.18 5.安部6.89 6.源田6.88 7.金子侑6.87 8.加藤6.72 9.田中(C)6.56 10.渡辺直6.53 11.西川(F)6.47 12.桑原6.31 13.野間6.23 14.中島(F)6.09 15.木村6.06 16.西野6.05 17.福田(H)6.01 18.荻野5.97 19.山田哲5.94 20.京田5.91

 1位は巨人の新スピードスター重信。来シーズンはスタメン定着なるか。ロッテから上位にランクインしている加藤と荻野にも注目。今シーズン、チームは機動力をウリにしたが、この両選手をフルで使えるようなら、来シーズンはもっと期待できるのかも。首脳陣との相性が悪かったのか、今年半ば干された状態だった桑原は、数字としてはいいものを残しているので、来シーズン、レギュラー復帰を期待したい。

 ちなみに、昨シーズンの数値はこちら。
 「セイバーメトリクス2017 野手編

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