2018年10月16日火曜日

奇襲しかないぞ!ジャイアンツ!

 プロ野球は、明日からクライマックスシリーズのファイナルステージ。大の巨人ファンであり、大のCS反対派としては、とても複雑な思いでこの日を迎えているが、やはり後者の立場が優先されるので、できれば広島が勝ち抜いて欲しい。広島が勝ち抜いて欲しいという大前提のもと、それでも巨人が日本シリーズに進出するための戦い方を提案したい。

 誰だったか忘れたが、とある解説者が、優勝チームがCSを勝ち抜くためのコツは、普段通りの野球を普段通りにやることだと言っていた。そのココロは、普段通りの野球をやった結果が優勝であり、一番強い戦い方である証明でもあるからとのこと。確かにそう思う。

 言い換えれば、3位チームが勝ち抜くためには、普段通りの野球をやっていては、普段通り負けるだけなので、奇襲を仕掛けるしかない。巨人が勝ち抜くためには、必勝奇襲ローテが必要だ。

第1戦 ヤングマン
第2戦 メルセデス
第3戦 今村
第4戦 菅野
第5戦 澤村(オープナー)~田口
第6戦 山口俊~ブルペンデー~最後はヤングマン

 初戦はヤングマンで奇襲を仕掛けたい。外国人枠や故障の影響で、わずか4試合の登板だったが、安定感は抜群。既にファームでの復帰登板を果たしており、また、広島とは対戦が無かったため、相手にデータも無い。これぐらいの思い切った起用が必要だと思うし、初戦に投げれば中4日で第6戦にも投げられることも考慮。

 第2戦は、後半戦のローテの柱だったメルセデスで勝負。第3戦は中4日での菅野登板が報じられているが、無理せず、レギュラーシーズンにおけるマツダスタジアムでの連敗をストップさせた今村を投入したい。

 第4戦は、満を持して中5日の菅野。そして、ここからが奇襲中の奇襲ということで、MLBでの最新の戦術を採用。まずは、今シーズン流行った「オープナー」で、第5戦の先発は澤村。広島は対右投手のスタメンを組むだろうが、2回から田口にスパッとスイッチ。これで広島を混乱に陥れる。澤村は1イニング前提の先発なので、当然、第4戦まではブルペン待機。

 そして最後の第6戦は、力のあるリリーフ陣をどんどんつぎ込むブルペンデー。1人目を先発もできる山口俊にして、投げられるだけ投げさせる。最後の試合だから、翌日の試合の心配も要らないので、とにかく行けるところまで行き、あとは、力のある順番にどんどん投げさせる。最後に締めるのは中4日のヤングマンだ。

 ファーストステージでも、第1戦で大本命の菅野ではなく今村を先発させたり、初回に出塁した田中俊にいきなり盗塁させたり、中盤の試合展開を左右するような重要な局面で陽岱鋼にエンドランさせたり、奇襲連発で勝利を収めたジャイアンツ。ファイナルステージでも、もっとアッと驚く奇襲を仕掛けるべきだと思うし、それがMLBの最新の戦術なら、かなり話題になると思う。

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