「MLBのTransactionsまとめ」で、一旦は主だった記載内容についてまとめたが、昨年も「MLBにおけるトレードに関する謎」や「MLBのトランザクション読み取り日記2」で紹介したような、まだまだ理解できない記載も多い。重複する点もあるが、今年のレギュラーシーズン中にあった、謎の動きをまとめて残しておく。
〇マイナー契約の選手がいつの間にかActive Roster入り
今年も、再昇格を表す「recalled」で、気付いたらマイナー契約の選手が25人枠に入っているケースがあった。
6月4日 Drew VerHagen
7月3日 Jim Adduci
7月14日 Chris Rowley
ドリュー・バーヘイゲンは、この時点でマイナーオプションが行使されていたようなので、まだ分からないでもないが、その他の2選手は今シーズンは開幕からずっとマイナー契約のままだったのに、今シーズン初のメジャー昇格ながらrecalled表記なのは、本当に謎。戦力外(DFA)後、自由契約になる場合、選手都合なのか球団都合なのかによって記載内容が異なるぐらいキメ細かく表記されているのだから、25人枠に昇格する場合も40人枠内からの昇格か、40人枠外からの昇格なのか、明記して欲しいところだ。
〇故障者リストに登録されている選手がトレード
故障者リストに登録されている選手はトレードできず、どうしてもトレードしたい場合はいったんは後日発表選手(Player To Be Named Later)とし、故障者リストから外れた時点でトレードしないといけないはずだが、そうでは無いケースも散見された。
7月31日 Darren O'Day
8月30日 Bobby Wilson
8月31日 Josh Donaldson
このあたりが、この例。よく分からない。
〇マイナー契約の選手がトレードと同時に25人枠入り
トレードは、契約条件を引き継ぐはずなので、マイナー契約の選手は、トレード先でもマイナー契約のままのはずなのに、何の記載もないまま25人枠入りしているケースがあった。
5月25日 Erik Kratz
9月6日 Patrick Kivlehan
どのように読み取ればいいのか、全く分からない。
〇その他
7月14日 Texas Rangers released CF Austin Jackson.
7月27日 New York Mets activated CF Austin Jackson.
レンジャースを自由契約になったオースティン・ジャクソンが、sign(契約)することなく、25人枠入りしている。意味不明。
ということで、まだまだ分からないことが多いメジャーリーグ。来シーズンも試合観戦を楽しみながら、制度の理解も深めていきたい。
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