2018年10月17日水曜日

日本シリーズが延長12回までに変更

 日本シリーズでの延長戦が、最大で12回までに変更になったことが発表されていた。

 「日本シリーズ2018開催要項

 ひと昔前なら大きく報じられたであろう、こんなに大きなルール変更が、ほぼニュース記事として取り上げられること無く、ひっそりと発表されているということが、今の野球界を取り巻く現実を表している。寂しい限りである。

 レギュラーシーズンと同じルールで戦うというのは、ある意味正しいと思うし、試合開始時間がレギュラーシーズンよりも遅く、且つ、どうしても試合進行のテンポが遅くなってしまう一戦必勝の短期決戦という特徴を鑑みると、延長15回まで試合を行うことにより、観客の終電と言う問題が発生してしまうため、このルール変更は大きくは間違った方向性では無いようにも思える。

 ただ、今年、レギュラーシーズンでは16試合の引き分けがあり、これは全体の1.9%。もちろん多くは無いが、日本シリーズの7試合の中で引き分けの試合が出てきても、何ら不思議では無いし、史上1回しか無かった第8戦が、行われる可能性は、延長15回だった昨年までと比べると、遥かに高くなったようにも感じられる。

 今年の日本シリーズで、第8戦のドラマが繰り広げられるような予感がする、そんなルール変更だ。

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