2018年10月2日火曜日

MLBの試合数

 MLBのレギュラーシーズンは、年間162試合である。ところが、今シーズンのレギュラーシーズンの全日程を終了した時点での順位表を見てみると、試合数が162試合ではないチームがある。

161試合 マーリンズ、パイレーツ
163試合 ブリュワーズ、カブス、ロッキーズ、ドジャース

 まず、161試合の方だが、MLBではプレーオフが始まる前までにレギュラーシーズン終了日が設定されていて、今シーズンは9月30日。この日までに消化できなかった試合は、最終順位に関係する等の事情が無い限り、原則打ち切りとなる。今回の場合、現地時間9月9日に予定されていたパイレーツvsマーリンズが雨天中止となり、この代替試合が9月30日までに組めなかったため、両チームとの最終順位が確定していたこともあり、試合は打ち切りとなった。

 次に163試合の方だが、チーム名でピンと来たかもしれないが、162試合終了して同率首位だったため、「ワンゲームプレーオフ」と言われる、いわゆる優勝決定戦が行われたのがこの4チームである。この試合は、ポストシーズンではなく、レギュラーシーズン扱いとなるため、個人記録もレギュラーシーズンに加算される。ブリュワーズのイエリッチは、162試合終了時点でホームラン王に2本差、打点王に2点差だったため、ワンゲームプレーオフで2発放てば、獲得が確実であった首位打者と加え、163試合目での三冠王獲得の可能性もあった。

 日本のプロ野球の感覚だと、チームの試合数が異なるのは、個人記録やタイトル争いにおいて不公平となるため、あまり許容できない状態だと思うが、こういうのもMLBならではである。

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