「STAY TUNE」や「808」で彼らを知り、あのスタイリッシュなサウンドで彼らのトリコとなった身としては、もしかしたら、あの楽曲は彼ら本来のサウンドでは無いのかも知れないと思わされたのが、今回のニューアルバム。そう思わされるぐらい、全く違う音楽がそこにはあった。
何とも言えないアンダーグラウンド感が漂うサウンド。ポップという言葉とは真逆。これが本来、彼らがやりたかった音楽なのだろうか。だとしたら、「STAY TUNE」でまずは世間からの注目を集め、一定のファンを作ったところで、自分たちの世界観を見せつけるという順序は間違っていないと思うが、90年代の小沢健二やピチカート・ファイヴで感じたような、新時代のおしゃれな音楽を期待していた自分としては、その期待していた音楽がそこには無かったことだけが、強く印象に残るアルバムだった。
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