アメリカン・リーグに続いてナショナル・リーグの順位予想。
○東地区
1位:アトランタ・ブレーブス
2位:フィラデルフィア・フィリーズ
3位:ワシントン・ナショナルズ
4位:ニューヨーク・メッツ
5位:マイアミ・マーリンズ
上位4チームは横一線。どこが勝つかは予想困難。
アクーニャがスーパースターに成長しているブレーブスが、接戦を制するか。ドナルドソンは抜けたがサードはライリーで埋まる。オスーナを獲得したのでマーケイキスを休ませながら使えるのも長いシーズンを考えると大きい。
フィリーズはウィーラーを加えたことにより、ノラ・アリエッタと共に強力な3本柱を形成。移籍2年目のハーパーも新しい環境に慣れて、去年以上の活躍をすると思う。ナショナルズは昨年のワールドチャンピオン獲得による燃え尽き症候群に加え、レンドーンが去ったことによる戦力ダウンが大きい。ただ、シャーザー・ストラスバーグ・コービン・サンチェスと並ぶ先発投手陣は強力なので優勝争いには留まるだろう。
メッツは先発投手が強力だが、カノーがこのまま衰えていくようだと内野の層が薄いので厳しい。マーリンズはヤンキースから移籍した加藤が今年こそメジャーに昇格するか。
○中地区
1位:シンシナティ・レッズ
2位:セントルイス・カーディナルス
3位:ミルウォーキー・ブリュワーズ
4位:シカゴ・カブス
5位:ピッツバーグ・パイレーツ
積極補強で優勝候補に躍り出たレッズを3チームが追う構図。パイレーツは苦しい。
一昨年は打撃のチームだったのに、一転して昨年は投手力のチームになったレッズ。今年はカステヤノスとムスタカスに加え、秋山も獲得し、打撃力が大幅にアップ。強みだった投手陣にもマイリーを加え、数年前までエース格だったディスクラファーニがいつの間にか先発5番手に追いやられるほどの投手力を持つチームになった。ウィンカー・センゼル・アキーノも居る層の厚すぎる外野手を、どのように使いこなすのかという贅沢な悩みを持つほどのチームに。
カーディナルスは、昨シーズンの最後に全く打てずにポストシーズンから敗退した悪いイメージがあるのに、そこからオスーナがFAでチームを去り、とにかく打線が心配。とは言え、試合巧者なので大崩れはしないだろう。ブリュワーズは、先発からデイビースがパドレスへ、ライルズがレンジャースへ去った。代わりにアンダーソンをアスレティックスから、ラウアーをパドレスから、そしてリンドブロムをKBOから獲得したが、かなり不安な陣容。イエリッチの大爆発だけでは優勝には届かない。
カブスは、ダルビッシュが昨シーズン後半戦の勢いそのままシーズン通して活躍すれば、順位はもう少し上がるかも。パイレーツはマルテを開幕直前にダイヤモンドバックスへ放出して再建モードか。気楽にプレーできる環境だと思うので、昨シーズンのロイヤルズのソレアーのように、ベルがタイトルを獲るかも知れない。
○西地区
1位:ロサンゼルス・ドジャース
2位:サンディエゴ・パドレス
3位:アリゾナ・ダイヤモンドバックス
4位:コロラド・ロッキーズ
5位:サンフランシスコ・ジャイアンツ
ドジャースがガチガチの大本命。追う3チーム。ジャイアンツはかなり苦しい。
ドジャースは、ベッツが加入したことにより、オールスターと見間違うほどの強力打線になった。唯一のアナはセカンドだが、今シーズン、台頭が期待されているプロスペクトのラックスが前評判通りの活躍を見せれば、完全にアナは無くなる。ただ、前田を放出したことにより、ビューラー・カーショウ・ウリアス・ウッドに続く先発5番手に多少の不安は残る。
パドレスは、打線ではタティスJr.が、投手陣ではパダックが大ブレイクして面白いチームに。ダイヤモンドバックスは、エースとしてジャイアンツからバムガーナーを迎え入れたのに加え、S・マルテやカルフーンを獲得して本気モード。K・マルテの成長やエスコバーの急激な成績アップもあってかなり面白い打線に。吉川のマイナーからの這い上がりも待ちたい。
ロッキーズは、アレナドというメジャートップの三塁手や、ブラックモン・ストーリーといったタレント揃いなのに、どうにも勝てない。ジャイアンツはヤストレムスキーのブレイクが唯一の明るい話題だが、実は既に30歳と若くないので、それほど明るい話題でも無かったりする。
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