2020年3月15日日曜日

CDレビュー King Gnu「CEREMONY」

 シングルヒットは皆無。なのに曲はたくさん知れ渡っていて、今やトップ・オブ・トプの存在となっている、とっても不思議なバンド。それがKing Gnuの現在地。まさに新世代のバンドだと思う。そんな彼らの大ヒット中のアルバムが「CEREMONY」である。

 「どろん」「Teenager Forever」「白日」「飛行艇」「傘」と、これだけの曲が収録されている今作は、もはやベスト盤。それにしても、彼らのサウンドはとっても多岐に渡っていて、全ての楽曲の表情が違う。その音楽性の幅広さが魅力の一つだと思うが、それでいてソリッドなサウンドと美しいメロディラインは共通項でもあり、聞く度に、曲たちの表情が違って聴こえたり、似て聴こえたりする。いやはや、彼らにはまる人が続出しているわけである。

 2020年。まだ4分の1も終わってないが、間違いなく、今年最高のアルバムとして、今年の年末に振り返られることになる一枚だと思う。

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