かつて「三本柱」と呼ばれ、球史に残る強固なローテーションを築き上げた桑田・斎藤・槙原が、リクルート社のテレビCMに起用されている。何とも豪華なキャスティングのCMである。
ということで、これを記念して三本柱の足跡を、改めて簡単に振り返ってみたいと思う。
1981年 槙原が巨人入団
1982年 斎藤が巨人入団
1983年 槙原がローテーションに定着
1985年 斎藤がローテーション入りするが定着せず・桑田が巨人入団
1987年 桑田がローテーションに定着
1989年 斎藤がローテーションに定着・三本柱を形成
1994年 伝説の10.8において3本柱によるリレーで勝利を収め優勝を果たす
1995年 桑田がトミー・ジョン手術で戦線離脱・三本柱が崩れる
1997年 桑田が戦線復帰・三本柱再形成
1998年 槙原がストッパーに転向し三本柱が崩れ、以降再形成されること無し
2001年 斎藤と槙原が引退
2002年 斎藤がコーチ就任。以降、一時的に退任することはあったが、2018年までコーチとしてチームを支える
2006年 桑田が退団
2021年 桑田がコーチ就任
三本柱としてローテーションのど真ん中に君臨したのは1989年から1994年の6シーズン。そのハイライトは10.8であることに間違いない。これだけ長い間、主力中の主力として活躍して、そして国民的行事の主役になったことが、ファンならずとも強烈な印象として残っている理由なんだと思う。
ただ、斎藤は引退後、ほとんどユニフォームを脱ぐことなく巨人でコーチをやっているのに対して、桑田と槙原は他球団も含めて全く現場復帰することが無かった。これは不思議。桑田は今年ついに現場復帰を果たしたけど。
つまり、引退後は、それぞれ別の道を歩んでいるため、一同に会しているところをファンが見る機会はほとんど無かったということになる。だからこそ、今回のCM起用に目を奪われたんだと思うし、これって野球界にとって勿体ないことだと思う。
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