2021年2月28日日曜日

CDレビュー SEKAI NO OWARI「SEKAI NO OWARI 2010-2019」

  SEKAI NO OWARI初のベストアルバムは、彼ららしくなく、全くひねりのないアルバムタイトル。

 2枚組のこのベスト盤。一般的なベスト盤と異なり、シングル曲が少なめ。シングル表題曲はほぼ半分で、他はアルバム収録曲。こう聞くと、一般のファンは置き去りで、コアなファン向けのベスト盤のように聞こえるが、全然そんなことは無いのが彼らの凄いところだと思う。

 コアなファンはもちろん、そうではなくても、聴き覚えのある曲ばかりで、シングル曲以外にも名曲揃いであることに、改めて気付かされた。そして、シングルではファンタジックな曲が多いのだが、実は彼らの代表曲と言えるのは、かなり攻め攻めのアッパーチューンや、「Death Dicso」に代表されるようなアングラ感を感じられるような楽曲なんだと思う。それがSEKAI NO OWARIの魅力なんだと思うし、個人的に大ファンのMr.Childrenとも共通している部分なのかなとも思った。

 Disc-2の最後にはボーナストラックとして新曲の「Summer」が収録。サビの部分が、まるでサザンカなのだが、この点に関して公式サイト等では特段の言及は無し。気になりますね。

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