2023年10月17日火曜日

日米の野球が別のものになりつつある

 プロ野球は、これから最高潮の日本シリーズを迎えるという時期ではあるが、12球団中8球団は今シーズンを終えたということもあり、ストーブリーグの話題もニュースを賑わせている。その一つがバウアーの去就。まだまだほとぼりが冷めてないということでMLB復帰は難しいようで、日本に残る可能性が最も高いというのが主な論調だが、その中でDH制のあるリーグでのプレーを希望しているとの報道もある。

 その意図は分からないが、いずれMLBへの復帰を目指しているということであれば、打席に立つ必要は無いし、必要ないことに割く時間は無くしたいということなんだろう。これは、ユニバーサルDHとなったMLBと、9人制を残している日本で、ルールの違いがあることがこういう事態を招いていると言える。

 確かに、これまでは、日米において作戦面とか配球面とかの違いはあれど、ルールの違いはなかった。ところがここ数年、ピッチクロック、ユニバーサルDH、ベースのサイズと、明らかなルールの違い出てきている。これは、同じスポーツで、しかも海外移籍もそんなに珍しくないスポーツにおいて問題ではないだろうか。

 とは言え、MLBの都合で変えた野球のルールを日本が何から何まで追従するのも、ちょっと違うと思う。そろそろ中立的な立場で、野球のルールを決める機関を設立した方が良いのではないだろうか。

 今回のバウアーをめぐる報道で、そんなことを感じた。

0 件のコメント:

コメントを投稿