2023年10月15日日曜日

MLB Plays of the Week 2023

 昨年からMLB Plays of the Weekと番組名が変わったが、MLBでその週で起こったプレーをランキング形式にして50個紹介するこの番組。どれだけ検索しても、オリジナルがどこで放送されている番組なのか分からないのだが、日本ではBS1で放送されており、MLBでどの選手が注目を集めているのか、最新の情報を収集するのにかなり重宝している。

 レギュラーシーズンは26週にわたって行われ、毎週50個のプレーが紹介されるので、26×50=1,300個のプレーが取り上げられるということになり、今年もチーム別のランキングと、各チームで最も多く取り上げられた選手を紹介する。

1.タイガース(63) Javier Baez
2.オリオールズ(62) Cedric Mullins
3.エンゼルス(57) Shohei Ohtani
4.パドレス(53) Fernando Tatis Jr.
5.パイレーツ(52) Jack Suwinski
6.ロイヤルズ(51) Bobby Witt Jr.
7.アスレティックス(50) Tony Kemp
8.レッズ(49) Elly De La Cruz
8.ドジャース(49) Freddie Freeman
10.フィリーズ(47) Alec Bohm
10.ブレーブス(47) Ronald Acuna Jr.
10.カーディナルス(47) Nolan Arenado
13.アストロズ(46) Jeremy Pena
13.カブス(46) Ian Happ
15.レイズ(44) Randy Arozarena
15.ガーディアンズ(44) Myles Straw
17.ブリュワーズ(43) Sal Frelick
18.ヤンキース(40) Aaron Judge
18.ツインズ(40) Carlos Correa
20.ブルージェイズ(39) George Springer
20.マーリンズ(39) Luis Arraez
22.マリナーズ(38) Julio Rodriguez
23.メッツ(37) Brandon Nimmo
24.レッドソックス(34) Rafael Devers
24.ホワイトソックス(34) Luis Robert
24.ナショナルズ(34) Alex Call
27.ダイヤモンドバックス(32) Corbin Carroll,Jake McCarthy
28.ロッキーズ(29) Brenton Doyle
29.レンジャース(27) Adolis Garcia
29.ジャイアンツ(27) Blake Sabol

 チーム別トップは意外にもタイガース。あまり日本で取り上げられることは無いのだが、バエズがスーパープレイを連発している。

 個人別トップはオリオールズのマリンズ。攻守ともにスーパープレイが多く、22回もプレーが紹介された。今後も注目すべき選手。

 必ずしも強いチームのプレイが多く紹介されるとは限らないのが、このランキングの面白いところで、ポストシーズン進出チームはオリオールズが2位には入っているが、次に出てくるのは8位のドジャース。逆に負けまくったロイヤルズとアスレティックスがそれよりも上位にランクインしている。特にロイヤルズのウィットは、既にスーパースターになっていて、この選手を軸に何とか優勝争いできるチームに状態を取り戻したいところだろう。

 我らがレッズは、8位とかなり健闘した。けん引したのはデラクルーズ。今シーズンメジャーデビューすると、直後に大注目を浴び、プレーもたくさん取り上げられた。後半失速したので、何年か前のアキーノのように1年限りの選手で終わってしまわないか、ちょっと心配。

 その他、概ねチームを代表する選手の名前が並ぶが、ブリュワーズのフリーリック、ナショナルズのコール、ロッキーズのドイル、ジャイアンツのセイボルあたりは、あまり知られてない選手だろう。セイボル以外は守備型のセンターで、どの選手も打撃が開花すれば、5ツールプレイヤーとしてMLBを代表する選手に成長する可能性に秘めている。

 このように、新しい選手を発掘できる番組でもあると思うので、来シーズン以降も注目していきたい。

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