2023年10月14日土曜日

セイバーメトリクス2023 投手編

 セイバーメトリクス投手編。30イニングス以上の投手でランキング。

 投手版セイバーメトリクスの代表格はWHIP。1イニングあたりに許したランナーの数を表していて、1.20以下で及第点。1.00以下ならリーグ代表クラス。

 1.オスナ0.69 2.村上0.75 3.マルティネス0.75 4.佐々木朗0.80 5.岩崎0.86 6.松井裕0.89 7.山本(B)0.92 8.池田0.93 9.東(DB)0.96 10.藤嶋0.97 11.石川(DB)0.97 12.宮城(B)0.98 13.伊藤将0.99 14.桐敷0.99 15.河野(F)0.99 16.中崎1.00 17.内1.01 18.山崎伊1.01 19.小木田1.01 20.大貫1.03

 リーグを代表する抑え投手が上位に並ぶ中、先発投手ながら上位に入った村上・佐々木朗・山本・東あたりは抜群の安定感だったと言える。池田や藤嶋あたりはあまり注目されてなかったが、来シーズンはセットアップとしてチームのキーマンになるか。そして、再注目はDB石川。育成でプロ入りして支配下2年目だった今シーズンは、まだ目立った活躍はしていないが、確かな数字を残したので、来シーズン以降の飛躍を期待したい。

 続いて、MLB系のデータサイトではすっかりおなじみのFIP。防御率と同じ感覚で計れるように補正されるので、2.50未満ならリーグトップクラスと言えるか。

 1.佐々木朗0.56 2.マルティネス0.70 3.松山1.10 4.山本(B)1.44 5.松井裕1.57 6.田口1.83 7.山下1.92 8.桐敷1.98 9.ビーズリー2.00 10.藤嶋2.04 11.村上2.05 12.ターリー2.05 13.岩崎2.06 14.河野(F)2.12 15.カスティーヨ2.15 16.ウェンデルケン2.17 17.島内2.17 18.オスナ2.21 19.中崎2.22 20.及川2.25

 1.00を切ることは滅多にないこの指標だが、今シーズンは2選手がその領域に足を踏み入れた。特に先発でありながらこの数字を残した佐々木朗は驚異的。ケガ無くシーズンを投げ切れば山本以上の成績を残しそう。中日は次世代のリリーバーとして松山が出てきたということで盤石のリリーフ陣は更に厚みを増す。

 最後にK/BB。見たとおりの計算式で、3.50を超えると合格点と言われる。

 1.マルティネス15.50 2.カスティーヨ11.33 3.村上9.13 4.東(DB)8.87 5.佐々木朗7.94 6.清水(S)7.83 7.今永7.25 8.オスナ7.00 9.大竹6.83 10.山崎6.75 11.山本(B)6.04 12.松井裕5.54 13.加藤貴5.19 14.赤星4.92 15.平良(DB)4.69 16.東(B)4.44 17.岩崎4.43 18.祖父江4.38 19.伊藤将4.33 20.山崎伊4.24

 DB東が四球が少ないことで話題になったので、ぶっち切りでいい数字を残していると思ったのだが、ダントツ1位はマルティネス。そして、2位のカスティーヨはあまり良い印象は無いのだが、なかなかの数字を残していた。残留すれば来シーズンは見違えるような成績を残すかも。先発投手では、気になっていた東よりも上だったのが村上。巨人からは新エース戸郷の名前は無く、代わりに赤星と山崎伊が名を連ねる結果に。この3人で若き三本柱を形成すれば来シーズンの巻き返しが期待できそう。

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