2025年3月9日日曜日

シネマレビュー 「アノーラ」

 今年度アカデミー受賞作のアノーラ。

 アカデミーは、小難しい作品が受賞することが多い印象だが、今作は決してそんなことはなくシンプルで分かりやすい。ストーリーは分かりやすいのだが、展開は読みにくく、どのように話が進んでいくのかハラハラしながら観ることができるのは、とても楽しい映画だったと言える。

 そして、ストーリーの最終盤。最後、どのようなオチがつくのかと思っていたら、オチはつかずに突然終幕。その後、どうなったのかは、観た人それぞれが想像して欲しいということなのか。それもまた面白い終わり方だった。

 (ストーリー:公式サイトより)
 NYでストリップダンサーをしながら暮らす“アニー”ことアノーラは、職場のクラブでロシア人の御曹司、イヴァンと出会う。彼がロシアに帰るまでの7日間、1万5千ドルで“契約彼女”になったアニー。パーティーにショッピング、贅沢三昧の日々を過ごした二人は休暇の締めくくりにラスベガスの教会で衝動的に結婚!幸せ絶頂の二人だったが、息子が娼婦と結婚したと噂を聞いたロシアの両親は猛反対。結婚を阻止すべく、屈強な男たちを息子の邸宅へと送り込む。ほどなくして、イヴァンの両親がロシアから到着。空から舞い降りてきた厳しい現実を前に、アニーの物語の第二章が幕を開ける。

 ここで言う、「第二章が幕を開ける」のは、この映画のラストシーンだと自分は解釈したが、果たして。

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