2006年8月30日水曜日

プレーオフの弊害

 いよいよペナントレースも大詰めを迎えている。しかし、すでに両リーグとも大勢が決しており、今ひとつ盛り上がっていない。

 セ・リーグは僕の予想に反して、中日の独走状態。阪神の失速もあって、29日現在でゲーム差は8ゲーム。マジックは26と減ってきており、もはや関心は優勝決定のXデーがいつになるのかといったところに移ってきている。

 一方、パ・リーグは見事にAクラスとBクラスの間に大きな差ができて、プレーオフ進出の3チームは西武、ソフトバンク、日本ハムでほぼ決定した様相。3位日本ハムと4位ロッテの差は29日現在で8ゲーム。残り試合は20試合前後なので、これから逆転することは、ちょっと考えにくい。

 ということで、繰り返しになるが両リーグともペナントレースの行方はほぼ決まり、興味の行方はポストシーズンへと移っている。

 ん?ちょっと待てよ。パ・リーグは29日現在で上位3チームが2.5差にひしめき合う大混戦。ちょっとした連勝連敗で一気に順位が入れ替わるような、まさに息つくヒマもないデッドヒートのはずだ。これだけの僅少差なのに、この緊張感の無さはちょっとひど過ぎる。

 来シーズンからはセ・リーグでもパ・リーグと同じ方式でのプレーオフ導入が事実上決定しているとのことだが、今年のパ・リーグの状況を見る限り、今からでもいいので、方式の見直し若しくはプレーオフ自体の廃止を再検討した方がいいと思う。

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