2006年8月26日土曜日

シネマレビュー 「ユナイテッド93」

 ここのところ9.11を描いた映画が連発している。「華氏911」がその代表格だが、現在公開中の「ユナイテッド93」、そして、この秋には「ワールド・トレード・センター」が控えている。今回はそのうちの「ユナイテッド93」を観てきた。

 この映画は、9.11でハイジャックされた4機のうち、唯一ターゲットに到達せずに、ペンシルバニア州に墜落した航空機「ユナイテッド航空93便」を中心に描いたものである。この航空機は当時より、ホワイトハウスを狙ったためアメリカ政府が撃ち落としたのだというウワサも流れたが、この映画では、その真実を実にリアルに表現している。

 そのドキュメンタリータッチなカメラワークもあってか、全編にわたり緊張感タップリで、息つく暇がない。そのためか見終わると、疲労困憊でグッタリしてしまう。ある意味、ものすごいエンターテインメント映画だし、これが5年前に実際に存在した事実だということを考えると、とても恐ろしい。そんな映画である。

0 件のコメント:

コメントを投稿