2007年1月16日火曜日

不二家騒動について考える

 お菓子メーカーの最大手「不二家」にて、消費期限・賞味期限切れの原材料を使用していたことが大きな問題になっている。コトの成り行き次第では、雪印社の時と同じようなオオゴトに発展していくことも考えられるだろう。いや、むしろ、既にその域に達していると言える。

 今回の事件は、消費者の健康・安全を担う食品メーカーが起こしてしまった不祥事としては、当然許されるものではない。不二家には猛省を促したいし、是非とも再発防止・信頼回復に向け、全力を尽くしてもらいたい。

 しかし、この件で僕が感じたのはそれだけでない。

 一部報道で「信じられない事態」とか、「考えられない失態」とか言われているが、最近になってようやく企業コンプライアンス(法令順守)について叫ばれ始めているという世間の動向などを勘案すると、これら報道におけるコメントは、あまりにも社会の実体からかけ離れたものだと言わざるを得ない。いや、むしろ僕に言わせれば「チャンチャラおかしい」コメントである。

 報道機関が「キレイゴト」を振りかざしているのか、それとも世間知らずなのか分からないが、一社会人として僕はそう思うのである。(それとも、僕が世間の影の部分を見すぎているのか…)

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