先週の大型連休は、前半こそ活発的に動いたが、後半はテレビでの野球観戦ぐらいしかしておらず、これではいかんと思い、この週末は出掛けることにした。
行き先は、以前に途中まで行ったものの、雨による通行止で、辿りつけなかった「中の滝」。この滝はあまりにも山奥にありすぎるため、近付くことはできず、代わりに大台ヶ原にある大蛇嵓という場所から、遠くに望むことになる。
今回は順調に大台ヶ原の駐車場に到着。張り切って車から出ると、意外なことにかなり涼しい。標高約1,500m地点ということもあって、街中とはかなりの気温差があったのだ。Tシャツと短パンで行ってしまったのだが、涼しいというよりも、寒いに近い感覚。当然、他の観光客に、そんな真夏の格好の人は居ない。大失敗だったかなと思ったが、結果的にはそうでもないことになる。
滝までは駐車場から約50分遊歩道を歩く。入り口に「急坂注意」と書いてあったが、大したことないだろうと油断して山に入ったのだが、これが大間違い。かなりの急勾配である。しかもアップダウンともにあり、富士登山を思い出させるような大変さ。休憩なしで大蛇嵓まで歩くのは、かなりの健脚でも難しいだろう。おかげでかなりの汗をかき、暑くなり、Tシャツと短パンで正解だった。
途中、こんな吊橋を渡る。
標識にあったとおり、歩くことちょうど50分。大蛇嵓に到着した。
絶景である。ただただ絶景である。
切り立った崖。180度の大パノラマ。大渓谷。迫力がこの写真では全く伝わってないが、今まで見たこともなければ、想像したこともないような場所だ。強いて表現するならば、緑に覆われたグランドキャニオンと言ったところか。
あれ?
ところで滝は?
駐車場に戻って、早速ビジターセンターに寄って訊いてみたところ、
「最近、雨が降ってないじゃないですか。そういう時は滝の水が枯れちゃうんですよ。」
だそう。
おいおい。ここって、雨が降ると、途中のドライブウェイが通行止になりますよね。じゃ、どうあがいても、滝は見れないの?
ちなみに、帰り道は、行きとは別の道を選択。こちらは”急坂注意”となっていないが、行きの道が歩行距離2.8kmに対し、3.2kmと400m長いので行きではためらったが、こちらはとってもなだらかな道のため、全く疲れず、ノンストップで突破。かかった時間も45分と、行きの道よりも若干ではあるが短かった。
ということで、今回も任務失敗。でも、ものすごい絶景が見れたから、良しとしよう。
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