2011年3月21日月曜日

オープン戦観戦記 ~梵が良かった~

 2011.03.20 Bs×C @京セラドーム大阪
C 020 000 010│3
Bs 000 220 30X│7

 先発は新外国人選手フィガロと、いまひとつブレイクしきれない元祖「さいとうゆうき」。ともに結果を残してローテ入りを確実なものにしたい立場の選手だ。

 フィガロはいきなり2回に崩れる。ボールが高めに浮き、カウントを悪くしたところ、置きにいって打たれるという典型的なダメなパターン。先制打を投手斎藤に打たれるなど、散々な内容。でも3回以降は立ち直った。安定してこの力を出せれば、計算できる先発投手になりそう。

 斎藤は3回まではパーフェクト。実際、ひとりのランナーも出してないが、内容も素晴らしく、まさに緩急を自在に操ったピッチング。持ち味の80キロ台のスローカーブもズバッと決まり、3回までで4三振を奪う見事なピッチングだった。しかし、二回り目になると人が代わったかのようにボールが先行してこの回だけで4四球。一軍に出始めた頃から言われていることだが、この選手の課題はスタミナ。ローテに定着してもらわないと困る立場の投手なだけに、もうワンランク上へのレベルアップが求められる。

 この試合で僕が最も目を奪われたのが梵。遊ゴ・右犠飛・遊ゴ・右飛と、結果は平凡だが、この4打席で相手投手に投げさせたのが31球。実に1打席平均7.75球。この粘りは凄い。どちらかと言うと淡白なバッティングをする選手だというイメージを持っていたが、全然そんなことは無い。1番打者だからと言って必ずしも粘ることが求められるわけではないが、でも欲しい資質の一つであることは間違いない。このバッティングを1年続けられるようならば、広島は手ごわい。

 統一球の影響を感じたのは石原の第3打席。打った瞬間入ったと思ったが、フェンス直撃のツーベースになった。この試合、後藤がホームランを放ったが、こちらは、不覚にも打った直後に打球を見失い、統一球の影響による打球の伸びの違いを感じることができなかった。

 試合は後藤が6打点の大活躍で、オリックスの勝利。後藤はやって当たり前の選手なので、むしろ他の選手に元気がないのが気になった。特に李承燁と栗原はスイングに力がなく感じた。両選手とも、やってもらわないと絶対に困る選手なので、復調を期待したい。長距離砲は一本出ると一気に変わることが多いので、いかにそのキッカケを掴むかと言ったところか。

 ピンボケで恐縮だが、新外国人投手のサファテ。シュルツもでかいが、サファテもでかかった。下位打線が相手だったとはいえ、1イニングを3者連続三振で締めた。期待できそう。

 話題の駿太。公称180cmとなっているが、妙に小さく見えた。代走での出場だったが、是非とも開幕スタメンを勝ち取って欲しい選手だ。

 京セラドームもBSO表示に。球場の表示がBSOなのは津球場の影響もあって、だいぶ慣れてきた。まだ、言葉でツーボールワンストライクと言われると違和感ありまくりだけど。

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