近年、様々な音楽ヒットチャートが登場してきている。
もちろん、CDセールスのチャートが、すべての音楽チャートの基本であることに変わりはない。しかし、近年は音楽市場の中で配信が占める割合が増加してきているので、レコチョク等が発表するダウンロードランキングも注目を集め、テレビのチャート番組で取り上げられることも少なくない。
聴取者からのリクエストが色濃く反映されるUSENのチャートや、hotexpressが発表するラジオオンエアチャートは、いま最も関心を集めている楽曲が上位に並び、いつも興味深いランキングとなっている。
また、これらを総合的に独自の方法で集計して発表しているBillboard JAPANのチャートや、個人で運営されているチャート梁山泊など、多種多様な展開を見せている。
それでも、冒頭でも書いたとおり、CDセールスが全てのチャートの基本であることに変わりはない。この代表格は言わずと知れたオリコン。1968年からチャートを発表し続けている老舗中の老舗である。これ以外にも、プラネットチャートやサウンドスキャン(後日追記:2015年11月4日発表分をもって公開終了)などがCDセールスによるランキングを発表していて、特にプラネットチャートは、CS系を中心に各種音楽番組でも番組公式のチャートとして採用されてきている。
ところが、このプラネットチャートが、今回の震災の影響により、チャート集計作業ができなくなってしまったらしい。このため、多くの番組でチャートが動かなくなってしまった。チャートが動かないと、音楽業界全体が動いていない印象を受けてしまうので、どこか寂しい。
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