昨年、「月刊歌謡曲」なる雑誌が隔月発行になったことは紹介したが、今も音楽雑誌業界への逆風は強まっているようだ。
かれこれ10年ほど前から、不定期ではあるが愛読している「CDでーた」なる音楽雑誌がある。かつては隔週発行だったが、2004年の途中からは発行頻度が半分の月刊誌になり、更には、音楽配信が本格的に普及してきた最近は雑誌の名前も「CD & DLでーた」と変わってきていた。
そして今月からは、ついに隔月発行に。寂しい限りだ。
確かに、CD売上は減少傾向だが、ライブシーンはかつてない盛り上がりを見せているし、音楽業界自体が縮小傾向にあるとは思えない。となると、メディアとしての雑誌が必要とされなくなってきているのだろうか。確かに、好きなミュージシャンの情報は、それぞれの公式サイトで簡単に入手できるし。
でも、雑誌だと、それほど気にしていなかったミュージシャンの情報も目にするし、それで気になって聴いてみたりすることもあるし、そうやって興味が広がっていくことも少なくないので、音楽業界全体を盛り上げるためには、必要な媒体だと思うのだが、世間はそういうのを求めていないのだろうか。
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