実に約5年ぶりとなったComing Number。こんなに空いていたとは自分でもちょっと驚きだが、前回はチャットモンチーを紹介していた。
今回紹介したいのはサカナクション。もうブレイクを果たしているので、今更”Coming”ってこともないのだが、注目したいのはデビューから本格ブレイクにまで至った流れである。
サカナクションが最初に注目されたのは2ndシングル「アルクアラウンド」だろう。TOP10入りを果たし、一般的に知れ渡る存在となった。しかし、その後は印象的な曲をリリースするも、チャートアクションには恵まれなくなっていく。
そんな時にリリースされたのが、今回の5thシングル「バッハの旋律を夜に聴いたせいです。」だ。CMのタイアップも付き、テレビ番組にも出演。本格ブレイクを果たすのだが、この、
1)デビュー直後に注目される。
2)しばらく目立ったヒットが出ない
3)本格ブレイクを果たす
という流れは、近年のビッグネームに多い。
代表的なのはいきものがかり。1st「SAKURA」で注目され、7th「茜色の約束」で本格ブレイクを果たすと、いまや日本を代表するミュージシャンとなった。
YUIもこの流れだろう。1st「feel my soul」で注目され、5th「Good-bye days」で本格ブレイクを果たし、以降の大活躍ぶりは周知の通り。
今年、この流れに乗りそうなのが、もう一組。ナオト・インティライミだ。2nd「タカラモノ」で注目され、6th「Hello」がこれまでの楽曲よりワンランク上のチャートアクションを見せていて、本格ブレイクの予感。一気にトップミュージシャンまで駆け上がるか。
ちょっとジンクスめいた話になってしまったが、そんなことをさて置いても、サカナクションの曲はとにかくカッコイイ。繊細な歌詞と、それに反した激しくどこか中毒性を感じさせる攻撃的なサウンド。9月にニューアルバムが出るということで、絶対注目である。
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