2018年7月19日木曜日

MLBセイバーメトリクス2018前半戦 投手編

 続いて、投手編。打者編と同じく、成績はオールスターまでの前半戦のものであり、30イニングス以上を対象。セイバーメトリクスの代名詞的存在のWHIPに絞ってTOP10を紹介。

1.Sean Doolittle (WSH) 0.54
2.Seranthony Dominguez (PHI) 0.65
3.Collin McHugh (HOU) 0.71
4.Edwin Diaz (SEA) 0.79
5.Josh Hader (MIL) 0.79
6.Jonathan Holder (NYY) 0.82
7.Aroldis Chapman (NYY) 0.83
8.Justin Verlander (HOU) 0.84
9.Kirby Yates (SD) 0.88
10.Craig Kimbrel (BOS) 0.89

 打者編と違って、全選手のプロフィールは紹介しないが、その分、特に取り上げたいのが、2位のセランソニー・ドミンゲス。おそらく日本では全くの無名。もちろん、僕自身も今回、存在を初めて知った投手。

 ベースボール・アメリカのプロスペクトランキングでも、今シーズン、チーム内順位が12位という決して高くない期待度。しかも昨シーズンまではマイナーで先発メインで起用されていたが、5月7日にリリーフ投手としてメジャーデビュー。すると、6試合、6 2/3回にわたり、一人のランナーも出さない、文字通り完璧なピッチングを見せ、強烈なインパクトを残す。チームの正クローザーであるヘクター・ネリスが不調でロースターから外れると、以降はクローザーとして地区首位争いをするチームを支えている、まさに大注目の投手である。

 ちなみに12位と言う低評価ながら、同誌では3年後のチームのクローザー予想として、セランソニー・ドミンゲスをあげており、その点ではなかなかの眼力である。

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