2019年8月15日木曜日

2019年の盆

 2019年の盆。

 過去のメモを見返していたら、父が病院に緊急搬送されたのが2010年の10月。その後、入退院を繰り返しつつ、今度は母が病院に運ばれたのが2015年の12月。何の偶然なのか、はたまた両親の気力の問題なのか、二人が同時に入院生活を送るというタイミングは訪れていないが、今は母が入院生活を送っている。思えば、2010年代は両親の病気と共に歩んだと言うと言い過ぎだが、それでも週末には実家に立ち寄ってちょっとした世話をしたり、通院に付き合ったりと、両親の病気にそれなりに向き合ってきた年代だった。ただ、何かが改善されるわけでもなく、徐々に衰えていく両親を目にして、明るい気持ちにはなれない年代でもあった。

 2016年7月から2019年6月までは、地元勤務だったため、面倒を見るにしても気軽に実家に立ち寄ることができたが、大阪勤務の今は往復で最低でも5時間はかかるため、ほぼ一日仕事。週末の大半の時間はこれに割かれる。ただでさえ、業務内容が変わって、精神的に追い詰められているのに、休日も全く気は休まらない。

 幸い、同居してまでの介護は必要になってないが、そうなった場合はどうなるんだろ。別に今の会社に愛着は無いが、それでも介護離職してまで両親を支えるのかと言われると、そこまでの覚悟は無いし、収入が無くなれば支えようもない。

 普段は、こんなことを考えたりしないのだが、お盆と言う一つの節目であったことと、全ての始まりが2010年で、ちょうどまるっと2010年代がこんな生活を送っていた年代だったということに偶然にも気付いてしまったこともあり、ちょっとこの10年を振り返りたくなった。

 まだ2010年代は4ヶ月半ぐらい残っているけど、2020年代は、もっと希望に溢れる年代になるといいな。

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