2023年7月12日水曜日

デラクルーズ効果でレッズがまさかの首位ターン

 MLBは前半戦終了。応援しているレッズは、今シーズンも苦戦するだろう思っていたのだが、デラクルーズが現地6月6日に昇格すると、チーム状況が劇的に上向き、何と首位ターン。ポストシーズンを狙える位置につけている。こうなると気になるのがトレードデッドラインに向けた動き。補強に動くのか、それとも既定路線通り今年も売り手に回るのか、はたまた大きな動きは見せずに現有戦力でプレーオフ進出を狙うのか。

 戦力を見てみると、打線は好調。デラクルーズばかりが目立っているが、その直前までは話題の中心は5月15日に初昇格して打ちまくっていたマクレーンだった。この2選手の大ブレイクがあって影に隠れつつあるが、そもそも開幕からのサプライズはスティアーの主軸定着だった。6月19日に生けるレジェンドのボットーが戦線復帰し、役者がそろった。インディアやフリードルも中軸を担い、唯一の不安点は選手層の薄さだが、トレードデッドラインで無理して補強をしなくてはいけない状況では無いと思う。

 投手陣に目を向けると、リリーフはオールスターにも選出されている絶対的守護神のディアス中心にまとまっている一方で、不安なのは先発投手陣。規定投球回に到達している投手は一人も居なくて、柱となるべくアッシュクラフトは、防御率6点台と言う壊滅状態。6月5日にメジャー昇格して突如先発の柱と呼べる存在となったアボットくらいしか頼れる先発が居ない。

 ただ、このチームはグリーンとロドロが本来なら左右のエース。この両投手が二人とも8月にケガから戻ってくるということなので、予定通り戻ってくるのなら、ある意味これが最高の補強とも言えるし、先発ローテーションは一気に安定する。ただ、ちゃんと戻ってこれる保証はどこにも無いし、保険をかけるためにも、1枚ぐらいは先発投手を補強しておいた方が良い気がする。

 さて、チームの決断はいかに。

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