会社の研修の一環として、ライフラインチャートを作ることになった。一般的には生まれてから現在までの幸福度合いを折れ線とか曲線で描くものだが、今回は研修の趣旨により起点は社会人になった時から。
いざ書こうとしたのだが、これって結構難しい。難しいポイントは以下の3点。
1.そもそも幸福度合いが上下動していない
もちろん、日単位では気分が上がることもあれば、落ち込むこともあるけど、基本的には、早めに帰宅して、好きなことをして、さっさと寝れば、大抵のことは翌日にはリセットされる性格なので、ライフラインチャートを作ろうとしても、普通に作ると一直線になってしまう。
2.過去の記憶は美化される
そうは言っても、幸福度が低い時期もおそらくあったとは思うが、振り返ってみると、その経験があったからこそ今の自分があるので、嫌な記憶としては、何も残っていない。そのため、過去の幸福度合いは、一貫してプラスの領域になる。
3.そもそも覚えてない
そうやって振り返ろうとしても、過去にどんな出来事があって、その時に自分の心情がどうだったかなんて、ほぼほぼ覚えてない。年齢も年齢ということもあり、そんな記憶など残ってない。
ということで、上記3点により、ライフラインチャートを描こうとしても、社会人になって以降、プラスの領域を何となく細かい上下動を繰り返しながら、ほぼ横ばいになっているチャートしか書けないのである。
ただ、この研修では、ただ描くだけではなくて、それをグループ内で発表することが求められる。発表するときにそんなものを見せたら、ふざけているとしか思われないので、多少、フィクションの要素が混じったとしても、それなりのものを作らないといけないのが辛いところである。