今年のアカデミー受賞作品である「オッペンハイマー」は、原爆の父と言われている実在の人物、ロバート・オッペンハイマーの半生を描いた作品である。
おそらく、かなり詳しく調べたうえで各シーンが描かれていると思われ、その調査力は凄いし、原爆の開発から投下までの流れをアメリカの視点から描かれているというのは、日本人としても、とても興味深い映画だと思う。
3時間の超大作ということで、観る方にも気合いが必要だが、その長さは感じさせず、あっという間に3時間が終わった。史実に基づいた映画なので、アッと驚くようなどんでん返しとかは無く、エンターテイメント映画にあるスリルみたいなものは無いのだが、とても歴史の勉強になった。
ただ、こういった映画がアカデミーを獲るというのは、どうなのかな。とっても詳しく調べて、それを細かい演出で描いているのは、凄いことだと思うが、もっとエンターテイメント性の高い作品がアカデミーを獲ってもいいのではないかと思う。
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