2007年8月3日金曜日

CDレビュー ORANGE RANGE「ORANGE」「RANGE」

 ORANGE RANGEのベスト版が2枚同時にリリースされた。2枚に分かれているが、特にコンセプトに基づいて分けられている様子はなくて、単純に1枚のCDに収まりきらないから2枚に分けた感じで、それなら2枚組でリリースすればいいじゃんとツッコミを入れたくなったりするそれぞれの収録曲になっている。

 それはともかく、アルバムの内容はさすがベスト版と言うだけあって、豪華ヒットシングルのオンパレード。特に「ORANGE」は、最初から「お願い!セニョリータ」「ロコローション」と続く夏本番のこれからにピッタリのラインナップ。M3に「上海ハニー」が続けば夏仕様のアルバムとしては完璧だったのだが、それでは聴いている方も燃え尽きてしまうので、そこまでやり過ぎなくて正解か。

 繰り返すが、二枚への振り分けに特に意図は感じさせないが、強いて言えば、「RANGE」の方が、ややバラードよりか。M4「ラヴ・パレード」、M9「花」、M13「キズナ」といった、彼らを代表するバラードは全て「RANGE」に収録されている。

 これまでの全シングルが収録されているかと思ったら、何故か「イカSUMMER」だけが収録されていなかったりと、ちょっぴり不可解な点もあるが、また一つ日本の夏に欠かすことのできないアルバムが完成したことに間違いない。

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