2010年3月31日水曜日

奇跡の22分50秒が甦る

 あの奇跡の「22分50分」が戻ってくる。4月1日の深夜に「クリスマスの約束2009」が再放送されるのである。詳しくは小田和正の公式サイトのNEWSコーナーから。

 「Far East Cafe

 放送されるのは、TBS・HBC・TUY・SBC・SBS・CBCの各局。放送地域にお住まいの方は見ないと損。特に本放送の時に録画を忘れた人(例:僕)は、録画必須である。

 番組の公式サイトは「クリスマスの約束2009」。

 本放送を観終えて、興奮そのままに殴り書きしたブログは「22分50秒のクリスマスプレゼント」。

 とにかく、こんな奇跡的な時間は、きっと二度と訪れないのだろうから、何があろうとも録画必須である。

2010年3月30日火曜日

2010年3月MSVランキング

1位 : Troublemaker (嵐)
2位 : Best Friend (西野カナ)
3位 : 瞳のスクリーン (Hey! Say! JUMP)
4位 : ライオン (遊助)
5位 : FOREVER LOVE (清水翔太×加藤ミリヤ)
6位 : ノスタルジア (いきものがかり)
7位 : don't cry anymore (miwa)
8位 : Love yourself (KAT-TUN)
9位 : 花鳥風月 (レミオロメン)
10位 : FAKE (AI)

 1位は嵐が指定席をゲット。これで「Beautiful days」以降、6作連続で1位獲得。

 注目は7位にランクインしたニューフェイスのmiwa。ロックサウンドと力強いボーカルが印象的な新人で、デビューシングルがいきなりのスマッシュヒットを記録した。

2010年3月29日月曜日

音楽ギフトカードが販売終了へ

 「音楽ギフトカード」が3月末をもって、販売終了になることになった。近いうちに利用停止にもなるのだという。

 詳しくは公式サイト(株式会社ジャパン・ミュージック・ギフトカード)にて。

 何だかとっても寂しくなるニュースである。中高生の頃、ラジオ族だった僕は、番組にネタを投稿し、採用された時に記念品として音楽ギフトカードが送られてきたことは大切な思い出として残っているし、その音楽ギフトカードを持って、CDショップに行ったときの喜びは大きいものだった。CDを買えば更に音楽が好きになり、また新しいCDが買いたくなる。こうしてラジオを通して音楽ファンになっていった中高生も少なくないはず。

 CD市場の減退が今回の決断に繋がったということだが、これにより更に音楽市場が冷え込むような悪循環に陥っていくような気がしてならない。

2010年3月28日日曜日

独立リーグ観戦記 ~いよいよ来週開幕~

 2010.03.27 三重スリーアローズ×茨城GG@津球場(オープン戦)
茨城 000 001 000│1
三重 000 001 001X│2

 改装され新装津球場のこけら落としとなったこの試合。代打二口のサヨナラタイムリーという劇的な幕切れでスリーアローズが見事勝利した。来週の開幕に向け、弾みのつく勝利である。

 対戦相手は茨城ゴールデンゴールズ。このチームの試合を観るのは2回目なのだが、爆笑マイクパフォーマンスは健在。攻守交替の時間はとにかくしゃべりっ放しで、まるでお笑いライブである。しかし、もちろん試合は真剣勝負。そのギャップがいい。

 スタメンはこちら。

 この1枚だけでも色々とツッコミどころがあるが、やはり一番気になるのはBSO表示。そう。津球場は今回の改装によりメジャー仕様の表示になったのである。ちなみにNPBの球場では、横浜スタジアムが全球場に先駆けて、4月中にはBSO表示に対応する予定だとか。

 そして気になるのは、茨城GGの選手名。ネーミングライツもここまでやるとやりすぎか。ちなみに1番のシーケルは元巨人・広島の福井。5番の酒井は元中日・ロッテ・楽天の酒井。現役時代も守備でならした選手だけあって、この試合でもその守備力は頭一つ抜け出ていた。

 エース洪成溶は、初回は本拠地初登板ということもあってか固くなってランナーをためたが、2回以降は抜群の安定感。開幕投手間違いないだろう。

 野手で目立ったのは4番の美濃。見事なバットコントロールで右方向に2本ヒットを放った。ただ、4番を張るからには、豪快なバッティングも見せて欲しい。その意味では少し物足りなさも感じた。

 また、茨城で注目の片岡は、9回からの守備固めのみの登場。送りバントの際にファーストカバーに入ったのが唯一の見せ場だった。

 こちらは試合開始前のセレモニーの一こま。真ん中で手を上げている茨城GGの選手が片岡。

 ちなみに前回観戦時のブログはこちらから。「茨城ゴールデンゴールズ

2010年3月27日土曜日

CDレビュー 川本真琴「The Complete Singles Collection 1996-2001」

 突如リリースラッシュとなった川本真琴。ここにきてのベスト盤リリースには嬉しさと同時に大きな驚きも覚えた。

しかし、その内容はベスト盤というよりは、全シングルにデビュー前の未発表音源を加えた、言わばヒストリー盤。「ベスト盤」としての期待度が高かっただけに、「やきそばパン」のような代表曲が収録されていないことにどこか拍子抜け。デビューアルバム「川本真琴」がベスト盤並みの完成度があっただけに、その後の曲を収録することによって、アルバム全体のクオリティが下がってしまう印象を受けるのは、致し方ないところか。さくらソングの草分け的存在、「桜」は好きな曲だけど。

 意外性があったのはデビュー前の未発表音源が収録されていること。これらの曲での彼女の歌声は、まるで別人のような子どもっぽい声だし、彼女独特の早口な歌いまわしも、この時はその影がない。音楽性が何から何まで完全に別人で、興味深い。

2010年3月26日金曜日

シネマレビュー 「ハート・ロッカー」

 アカデミー賞受賞した「ハート・ロッカー」は、一瞬たりとも気を抜くことを許さない、緊張感溢れる作品だ。

 戦場における爆発物処理班の日常を、ドキュメンタリータッチで描くこの作品は、常に死と隣り合わせ、いやそれどころか死が当たり前という異常な状況を、メッセージ性を極端に取り除いた形で淡々と映像化している。だからこそ引き込まれていくのだろうし、あたかも自分がその場に居るような錯覚を覚えたりする。

 戦場をここまで生々しく描写した映画は、そうないだろう。だから評価されるのも分かる。でも、これは特殊ジャンルの映像作品だ。素晴らしい作品であることには間違いないが、アカデミー賞に値する映画なのかと言われるとそこには疑問符が付く。それこそがアカデミーらしいといえば、それまでなんだけど。

 しかし、この手の戦場のネタに久しぶりに触れたが、こういうスリリングな映画は、多分男の子なら嫌いではないと思う。そういう特殊な刺激性のある映画だ。この映画を観て、中学生時代にこんな戦場ネタが大好きな友人が居て、メタルギア的なゲームをよく一緒にやっていたことを思い出した。そんな少年時代のちょっとした思い出を思い起こさせてくれた映画でもあった。

2010年3月25日木曜日

迷走するバファローズ2

 オリックスが球団名変更を検討しているという記事がニュースになった。

 「バファローズ消滅…オリ来季球団名公募

 今のところ球団は否定しているが、火のないところに煙は立たぬと言うし、真相はどうなのだろうか。

 実は、この手の話が出たのは初めてではない。今から3年前にも同様の記事がニュースになった。その時のブログがこちら。頻繁にこの手の話題が出るってことは、少なからず球団内部に名称変更を企んでいる関係者がいるのだろう。

 しかし、球団名変更もいいんだけど、この際、本拠地も神戸に戻したらどうだろう。日本一美しい球場と言っても言い過ぎではないだろうスカイマークスタジアムを、独立リーグの神戸9クルーズの本拠地としか利用していないのは、もったいなさすぎる。

2010年3月24日水曜日

開星高校監督の問題発言に考える

 センバツで優勝候補にもあげられれていた島根県の開星高校だが、21世紀枠で出場した和歌山県の向陽高校に敗れ、悔しさの余り、監督が試合終了直後に「21世紀枠に負けて末代までの恥」と発言した。

 もちろん、誉められた発言ではない。しかし、この手の敗戦インタビューで、予定調和な発言しかされず、インタビューする意味すら感じないことが多い昨今のスポーツインタビュー事情で、加藤哲郎的なこのような発言は、むしろ本当の意味での本音が聞けた気がするし、人間味があって、さほど責められるべき発言とも思えない。

 むしろ、この発言を問題視して過剰反応するマスコミや当局の方が、アホかと思う。心の底からそう思う。こんなバカな反応を示すから、スポーツ選手からまともな発言を聞き出すことができなくなっているのである。

2010年3月23日火曜日

独立リーグ観戦記 ~初の独立リーグ観戦にいろいろ思う~

 2010.03.22 三重スリーアローズ×福井ミラクルエレファンツ @安濃球場(オープン戦)
FME 000 000 320│5
MTA 200 003 000│5
 (規定により引き分け)

 ついに三重に発足した独立リーグ球団。開幕を2週間後に控えたこの日、チームとして初めて独立リーグ球団との対外試合が行われるとのことで、観戦に行ってきた。

 こんな感じでほのぼのとした試合風景。やはり野球は野外に限る。

 全体的にはプロの2軍よりは少し下のレベルか。それでも、打席に入る時には登場曲が流れたり、応援団が組織されていて鳴り物での応援があったりと、ハード面はいっちょまえのプロである。

 これが応援団。なぜかヒッティングマーチは阪神仕様。東海地方の球団なので中日仕様の方がいい気がするが。

 対戦相手の福井ミラクルエレファンツはチームとしては2年先輩。ならばレベルもかなり上だろうと思って試合を観ていたら、なかなかどうして、守備や走塁面など全体的には三重の方が上。特に内野守備は顕著で、三重の三遊間はNPBでも充分に通用するレベルだった。一方、外野守備は福井の方が上。特に後ろへの打球の反応は全然違った。これは、長打力のある打者との対戦経験の差か。試合経験という意味でもう一つ気付いたのは、ここ一番での集中力。福井の選手は特にチャンスの場面では甘いボールを見逃さず確実にとらえていた。この集中力は間違いなくプロのそれ。逆に三重の打者はここ一番で、ストライクを見逃してしまう甘さが目立つ。

 さて、参考までに三重のスタメンをご紹介。
1遊 宮田
2二 桑島
3三 川咲
4一 美濃
5左 奥脇
6指 二口
7右 前田
8捕 北園
9中 山本晃
先発 村上

 打者で目立ったのは3番の川咲。しぶとくファールで粘って、あまいボールを確実にミートしていくバッティングは、巨人の松本を彷彿させるものだった。化ければソフトバンクの川崎のようになるかも。

 先発の村上は右の変則サイドハンド。右打者は打ちにくそうにしていたが、逆に左には簡単に合わせられていた。

 4回から二番手に登場は、エースの洪成溶。

 見たとおりサウスポーなのだが、左打者へのアウトローへのコントロールは一球品。真っ直ぐも変化球も見事に決まっていた。しかし時折高めに浮くボールが課題。これをことごとく長打にされ、点を失った。快速球というよりも球が重い剛速球タイプのようだし、おそらく高めの球で空振りを取れるタイプでは無さそう。なので、もっとコントロールを安定させなければ今後苦しい。逆に磨けば、充分にNPBでも通用しそう。

 8回から三番手投手として右の倉崎が登場。そんなに悪くなかったが、いきなり打たれた一塁線を破るスリーベースを足がかりに2点取られたのは、少し不運だった。

 9回は右のサブマリン大島。比べる相手が悪いかも知れないが、渡辺俊に比べると、下半身の粘りが全くないし、完全に手投げの印象。福井打線が打ちあぐねていたところを見ると、慣れられるまでは抑えられるかも知れないが、更なるレベルアップが求められる投手だろう。

 もう一つ、全体的に気付いたのは、ボールをかなり汚れた状態になるまで使い続けているということ。資金面からも仕方ないことだし、NPBと比べてはいけないのだろうが、随分と汚れているせいもあって、少しボールが見難いときもあった。この見難さによりバッティング時は投球の軌道が見難くなり、そして守備時は捕球が難しくなりそうだ。そんな野手不利な環境だからこそ、独立リーグで活躍できる野手はそのままNPBでも力を発揮できそうだし、逆に投手は独立リーグでの成績はアテにならないということかも知れない。

 気になったのでちょっと調べてみた。以下、独立リーグ出身で、NPBで一軍の試合出場経験のある選手をリストアップ。

野手:中谷(C)、角中(M)、三輪(S)、丈武(E)、内村(E)、野原祐(T)
投手:西山(H)、伊藤(S)、西川(Bs)、金無英(H)

 なるほど。まだまだ人数は少ないが、圧倒的に野手の方が一軍での実績は上。NPBの二軍でも、特に野手の実戦経験不足が問題視されている現状を考えると、年間300前後の打席を経験できる独立リーグは野手の成長に大きく貢献する場なのかも。

 最後に、これまた参考に福井のスタメンもご紹介。
1一 北田
2二 山本
3右 坂元
4三 小西
5遊 内田
6中 錦織
7捕 織田
8指 松下
9左 原田
先発 藤井(元ロッテ)

 なお、福井の監督は阪神で70年代前半に二塁手として活躍した野田征稔氏。

 真ん中が野田監督。意外な人が独立リーグで指導者として活躍しているので、その点も注目したい。

 長くなってしまったが、ともかく新たに発足した三重スリーアローズ。徒歩圏内の球場を本拠地としてくれるわけだし、行ける限り応援に行きたいと思う。

2010年3月22日月曜日

CDレビュー 川本真琴「音楽の世界にようこそ」

 実に9年ぶりのリリースとなった川本真琴の3rdアルバム。それが「音楽の世界にようこそ」だ。

 デビュー当時の彼女は歌詞を独特の早口のリズムで曲に押し込めて歌い上げるスタイルが特徴的だったし、僕自身もその音楽性が好きで彼女のファンになっていった。ところが、1stアルバム後は壮大なバラードを多く手懸けるようになり、いい意味での彼女の特徴を殺している印象を受けていた。

 そして今回の3rd。M2「何処にある?」は初期の彼女を思い起こさせるようなナンバーに仕上がっていて、かつてのファンとしてはとても嬉しいのだが、全体的には2ndアルバム以降の路線を残しつつ、更に新たな一歩を踏み出し始めているという印象。独特の声と歌詞の世界観は健在だが、良くも悪くもどこにでも居そうなJ-POPミュージシャンのサウンドになっていて、どことなく物足りなさも感じてしまった。

 とは言え、何といっても9年ぶりの新作である。新しい川本真琴の世界感にもっと触れてみたいし、そのためにも何度も聴きこんでいきたいアルバムだと思っている。

2010年3月21日日曜日

オープン戦観戦記 ~先発4,5番手にこそ求められる安定感~

 2010.03.21 D×S @ナゴヤドーム
S 100 100 000│2
D 020 000 000│2
 (規定により引き分け)

 先発は小笠原と村中。両投手とも決してエース級ではないが、先発4,5番手を担う貴重な戦力。この両投手が共に2失点で試合をまとめた。しかし、その内容は対照的。

 小笠原は常にストライク先行で、安心して見ていられるピッチング。これがベテランの安定感というものだろう。

 一方の村中はボール先行の苦しいピッチング。幾度となく3ボールになるも、何とかしのいでいた印象だ。これが『持ち味』に昇華すれば往年の川口のようなフルハウスピッチャーとして認められるのだろうが、村中がその領域にたどり着くには、まだ早い。

 とは言え、結果だけ見れば両投手とも2失点で勝敗つかず。実は、先発投手が発表された時に、どんな凄まじい打撃戦になるのだろうと思ったのだが、ふたを開けてみればなかなかの投手戦。このクラスのピッチャーが試合をうまく作ってくれることは、長いペナントレースを戦ううえで、実は一番大事なことなのかも。

 というのも、エース級のピッチャーは試合を作って当たり前。だからこそチームで4,5番手ぐらいの投手が安定感あることは、年間通して先発投手陣の働きが計算できることを意味するわけで、1年間戦っていくうえでは意味が大きい。

 と、どうしてもピッチャーの仕上がり具合に目が行ってしまうオープン戦観戦だったが、野手の方では、ブランコがスイングも打球の早さも桁違いだった。昨年の活躍はフロックではなさそうだ。

2010年3月20日土曜日

パ・リーグ ライブTV

 2004年に始まって徐々に対象チームを拡大させていった、Yahoo!スポーツでのパ・リーグ主催試合のインターネット無料ライブ中継。野球シーズン中は、かなりの頻度で利用させてもらっていて、週末の楽しみの一つとして完全に自分の生活のリズムに組み込まれていた。

 そして本日開幕。張り切って中継を視聴しようとサービスのサイトにアクセスしてみると、なんと今年からはこのサービスは有料化されるという。

 「パ・リーグライブTV

 ショッキングである。

 プロ野球中継の地上波での放送は年々減る一方だし、このまま、プロ野球中継は有料でのみ視聴できるコンテンツになっていってしまうのだろうか。

2010年3月19日金曜日

セ・リーグ順位予想 2010年版

1位:読売ジャイアンツ
2位:中日ドラゴンズ
3位:広島東洋カープ
4位:横浜ベイスターズ
5位:阪神タイガース
6位:東京ヤクルトスワローズ

 2強4弱だった昨年のペナント。そして今年も新戦力の台頭が目立つのはこの上位2チーム。ますます2強4弱の色合いが強くなりそうであるし、今年も優勝争いより、CS最後の枠を争う戦いの方が注目される可能性が高い。

 優勝はジャイアンツ。昨年からの弱点だった先発投手陣は、高橋尚のFA移籍で更に手薄になったが、山口の先発転向と藤井のFA移籍でカバー。これにより左のリリーフ不足が心配だが、育成から星野が上がって、かつての山口のような活躍が期待できる。走攻守のバランスが取れた野手陣は、長野の加入で更に層が厚くなり、死角はない。

 2位はドラゴンズ。唯一の不安要素は、昨年終盤に失速し、今年2年目のジンクスにはまる危険性をはらんでいるブランコ。ただ、吉見・チェンを中心とした投手陣は12球団でトップクラス。万が一ブランコが打てなくて得点力が落ちたとしても、守り抜けるだけの投手力がある。

 3位はカープ。大竹・前田健・斎藤・篠田と若くてしかもタイプが違う投手が台頭してきた。約20年の時を経て広島投手王国復活の機運が高まってきている。不安要素は、得点力が新外国人のヒューバー・フィオの2人にかかってきているということ。逆にこの2人が大爆発すれば、2強に割って入ってくるだけの力を持つ。

 4位はベイスターズ。2003年に阪神は大量の血の入れ替えを実践し、大躍進を遂げた。今年のベイスターズはそれに近い雰囲気を感じる。正捕手橋本を迎え、三浦頼みだった先発投手陣に清水を加えた。外野には足が使える早川を入れ、クリーンナップを打てるスレッジを迎えた。手薄な内野には稲田を補強し、実に主要ポジション全てに強力な補強をしたことになる。CSがなければ3位に入ってくると思うのだが、CS争いという緊張感の高い試合の経験が不足しているため、ここ一番の試合を取りこぼし、4位に終わると見る。

 5位はタイガース。松井が去った直後、重量打線を形成した結果、打線が線にならずに点にしかならず、下位に沈んだのがジャイアンツ。今年のタイガースはその頃のジャイアンツにそっくりだ。ざっと見ても、レギュラー候補は、ブラゼル、関本、新井、鳥谷、金本、マートン、桜井、城島。小技や機動力はゼロ。これでは欲しい時の1点は取れない。ただ、あの頃のジャイアンツに比べると、岩田・能見・安藤・久保・下柳と、先発投手陣がそろっているのが救い。投手陣が粘りに粘って、打線の起死回生の一発を待ちたい。

 6位はスワローズ。昨年3位に躍進したが、館山の突然変異と、シーズン終盤の高木のブレイクがあってのものだった。両選手とも今年出遅れているし、戦線復帰したところで昨年ほどの活躍ができるかどうか。石川は安定しているものの10勝すれば10敗するピッチャーなので、チームを上位に導くことのできるタイプではない。打線に目立った補強もないし、最下位に沈む可能性は高い。

2010年3月18日木曜日

パ・リーグ順位予想 2010年版

1位:千葉ロッテマリーンズ
2位:北海道日本ハムファイターズ
3位:埼玉西武ライオンズ
4位:東北楽天ゴールデンイーグルス
5位:福岡ソフトバンクホークス
6位:オリックスバファローズ

 球史に残る接戦として鮮明な記憶として残っている1992年のセ・リーグ。優勝チームは貯金8、最下位のチームは借金10で、何と首位から最下位まで9.0差しかなかった。そして今年のパ・リーグはその時に匹敵するほど、全チームの戦力が拮抗していると思う。それゆえ順位予想もとても難しいが、あえてつけるとすればこの順番か。

 優勝はマリーンズ。もともとの戦力は投打とも随一。昨シーズンは監督の契約問題のゴタゴタがありチームが空中分解したが、西村新監督のもと、戦う基盤が整えば、このチームは絶対に強い。特に成瀬、渡辺俊、小野の中堅3人衆に若手の大嶺、唐川が加わる先発陣は死角なし。課題のリリーフ陣も出戻り薮田と、リリーフ転向小林宏で安定する。

 2位はファイターズ。弱点だった打線が、梨田イズムで昨シーズン覚醒。今年は中田のブレイクが期待できる。唯一の不安は、ダルビッシュ、武田勝、八木に続く先発の名前が出てこないこと。スウィーニーと藤井の放出が響いている。

 3位はライオンズ。昨シーズンはリリーフ陣が崩壊して5位に沈んだ。それに対してシコースキーぐらいしか補強されておらずリリーフ陣には不安を抱えたままだが、それ以外は投打とも強力なので、普通に戦えば3位は死守できる。

 4位はイーグルス。岩隈、田中、永井の3本柱は磐石。攻撃は長打もあれば、機動力もあり、嫌な打線となっていて今年もかなりやってくれそう。あとは、星野監督が阪神でやったように、ブラウンが野村の遺産をうまく活用できるか、その手腕にかかってくるのだろうが、そのあたりで歯車が噛み合わなければ失速するだろうし、どうもそうなるような気がしてならない。

 5位はホークス。名前だけなら圧倒的な戦力を誇るが、小久保、松中、多村は、年齢的にも状態的にも年間を通じての活躍はもう見込めない。投手陣も絶対的4本柱を誇っていた時代は、今や昔。岩嵜、大場、巽あたりの若手からローテ入りする投手が出てこないと、かなり苦しい戦いを強いられるだろう。

 6位はバファローズ。若くて力のある投手がそろう先発陣。平野と小松がリリーフ転向したことにより、後ろの心配も無くなった。打線だって一発もあれば小技もできる。これに岡田采配が加われば、普通に考えれば優勝候補筆頭にあげてもおかしくない。そんな条件がそろっている。ただ、このチームを語るのに避けては通れない小瀬ショック。尾を引くと思う。

2010年3月17日水曜日

ついに念願の名古屋勤務か?

 数ヶ月前から話題にはなっていた話だが、現在三重で実施している、ある業務の一部が名古屋に集約されることになった。集約に伴ない、人も動くことになるという。

 そんな話が湧き上がり始めた初冬頃から、半分冗談半分本気で、その部署に行きたいと発言していた。というのも、実現すれば念願の地元勤務だし、更に言うと、その業務自体、僕がかなり深く関わっている業務ということもあって、客観的に見ても、その部署にはまるのは、僕が適任だと思うからである。

 そして、この話が、より具体的に動き出したのが2月の中旬。その頃になると、そこに行く候補者として僕の名前があがることは少なくなってきて、僕自身も、相変わらず冗談半分でそこに行きたいと繰り返しつつも、内心諦めていた。

 ところが、ここ数日になって事態は急転。僕が行く可能性が急浮上してきている。但し、組織立ち上げ期の1ヶ月限定で。まあ、そう言いつつも、行ったら行ったでズルズルとそのままその組織に飲み込まれていくこともよくある話で、そうなれば願ったり叶ったりだし、そもそもまだそこに行くことになるか分からないが、もうそうなれば、ついに地元復帰である。

 ただ、一つだけネックがある。そうなった場合、せっかく入手した4月6日(火)の三重県文化会館でのスキマスイッチのチケットをどうしようかな。まさか、新しい部署に行って1週間も経たないうちに休みを取るわけにもいかないし。

2010年3月16日火曜日

IPサイマルラジオ 「radiko.jp」

 パソコンでラジオをそのまま聴けるサービスが昨日(15日)始まった。それがIPサイマルラジオ「radiko.jp」だ。

 http://radiko.jp/

 メインターゲットはラジオ難聴取エリア。高層ビルなどが原因で都市型難聴取エリアは拡大する一方で、それを何とか解消しつつ、ラジオの魅力を再認識してもらう意味合いもあるという。

 かく言う僕はかなりのラジオ派。高校生時代は完全にラジオ族だったし、当時マスコミを志したのもラジオ番組を制作したかったから。また、昨今のプロ野球テレビ中継の大幅削減により、ラジオ中継を生活に取り込む必要があるし、更に言うと今の住まいは建物の構造上、難聴取状態にある。

 ここまで条件が整えば、このサービスを利用しない手はないと思い、早速アクセスしてみたところ、こんな表示が。

 え?サービス地域外って何?ん?あ、確かに関東と関西の一部の都府県に限るようなことが書いてありますね。でも、IPの世界で、何故アクセス元の都道府県が分かるんだろ?

 とまあ、技術的なことは分からないが、最高なサービスが始まることの喜びが大きかった分、接続できない時の落胆も大きかった。

2010年3月15日月曜日

業務連絡 1J会の皆様へ

 先ほど、ミクシィ内をウロウロしていたら、話題(?)のO氏を見付けてしまいました。どうやら東京都内に生息している模様です。

2010年3月14日日曜日

シネマレビュー 「アバター」

 相変わらずガラガラのワーナー・マイカル・シネマズ津。「アバター」は、公開から日がたってるとはいえ、世界興行収入記録を打ち立てた映画で、アカデミーでも話題になった映画なのに、この日の客入りは数えるほど。せっかくなので実際に数えたところ僕を含めて8人だった。老夫婦、中年夫婦、若いカップル、熟年女性、そして僕という構成。僕以外の人は、エンディングのクレジットが始まったら立ってしまったので、最後のクレジットは貸し切り状態で楽しむことができた。贅沢である。

 そろそろ本題。

 アバターだが、感想は一言、面白い。これに尽きる。宇宙の惑星が舞台であること、設定が未来であること、見たこともない動物や植物が出てきて冒険心があおられること、人間と自然との調和という普遍的なテーマを扱っていること、どれもこれも最高のエンターテイメントムービー。お年寄りからお子様まで安心して観ることができる映画である。

 で、冒頭に戻って、貸しきり状態でエンディングロールを観ている時に、この映画、これまでに観たことある映画に似ているなと感じた。「風の谷のナウシカ」だ。キャラ設定こそ違えど、ストーリーや含まれているメッセージは、まさに実写版「風の谷のナウシカ」。ナウシカの公開は1984年。あれから25年経ったが、環境破壊は止まらない。

2010年3月13日土曜日

ホワイトデー狂想曲

 ありがたいことに、バレンタインデーに職場の女性社員の皆様より男性社員一同宛にチョコレートを頂いた。となるとホワイトデーのお返しを考えないといけない。毎年、同じような営みが繰り返されているのだが、これまではラッキーなことに職場にアイデアマンがいたため、自分自身がお返しの品のアイデアを出す必要がなかった。

 ところが、今年の職場にはそういう人間がいない。となると、立場上、僕が何かしらを考えなければならないのである。幸か不幸かプライベートでもホワイトデーにはまるで縁がなかったため、どんなものを差し上げていいのか皆目見当がつかない。

 困り果てた結果、知り合いの先輩に助けを求めると、「クラブノックス麻布」というお店のチョコレートケーキは超絶品で、女性には絶対に喜ばれると言う。

 調べてみる。
 http://www.knox21.net/

 なるほど。あ、ごめん、これ、東京のお店ね。我々が居るのは津なんだよねぇ。

 こんな自由人的発想の先輩は放っておいて、情報のルツボ”インターネット”で色々と検索してみると、今年のホワイトデーの流行は「マカロン」なるお菓子だという記事に行きついた。マカロンだかホッカロンだか知らないが、今の僕はこの記事を信じるしか方法がない。

 早速、三重県でマカロンなるお菓子を買えるお店を検索したところ松阪の「ルクサンブール」が美味しいとのこと。そうと分かれば早速予約して購入。何とか無事に用意し、職場の皆様にも喜んでいただけた。

 ちなみに、どんなものか分からずにお渡しすることもできないので、自分用にも買って食べてみたが、外はパリっと中はクリーミーでなかなか美味しかった。カラフルで見るだけでも楽しいし、ホワイトデーに限らず普段のお菓子としてもオススメです。

2010年3月12日金曜日

球春備忘録 2010

 いよいよ野球シーズンの開幕。忘れないようメモしておく。チケット取れてる試合はないけど。

3.20 パ・リーグ開幕

3.21 ドラゴンズ vs スワローズ
    13:30 @ナゴヤドーム (オープン戦)

3.22 スリーアローズ vs ミラクルエレファンツ
    13:00 @安濃球場 (オープン戦)

3.26 セ・リーグ開幕

3.27 スリーアローズ vs ゴールデンゴールズ
    13:00 @津球場 (オープン戦)

4.3 スリーアローズ vs ゴールドビリケーンズ
    13:00 @津球場 (開幕戦)

2010年3月11日木曜日

まさかの二次会

 知り合いの結婚式が今週末執り行われる。ということを、昨日知った。近いうちに結婚するって話は聞いていたので、さほど驚く話ではないが、とはいえ急な話である。

 知り合いと言っても、そんな深い仲ではない。結婚式はもちろんのこと、二次会にだって呼んで頂けるほどの関係ではないので、急に知らされたところで、何かするわけでもないし、さほど動揺することでもない。

 ところが、その結婚する人との関係性が、僕と同じぐらい離れている人(むしろ僕よりも遠いはずと僕が思い込んでいた人)が二次会に呼ばれているとなると、話が違ってくる。正直、あまり気持ちが良いものではない。

 ま、いいけどさ。

2010年3月10日水曜日

何も言えなくて

 次回カラオケ時の1曲目はJ-WALKの「何も言えなくて…夏」にしよう。うん、そうしよう。

2010年3月9日火曜日

今日の占いカウントダウン

 毎朝、基本的にはめざましテレビを観ている。

 その中で、普段はあまり気にもしていない「今日の占いカウントダウン」だが、たまたま昨日観てたら最下位だった。だからと言って特に気にすることもなく普通に出社したのだが、久しぶりに上司にボコボコに怒られた。僕自身にも非があったので弁解の余地もないが、占いの結果が最下位の日にこんな目に遭うとは、なかなかに興味深い。

 そして、今日もたまたまこのコーナーに目が行き、何と1位だった。淡々と一日が過ぎて行き、1位だったということを忘れかけていた残業中、会社の自販機で缶コーヒー買ったら、アタリが出た。その自販機は、ほぼ毎日利用しているが、当たったのは今日が初めて。これが1位効果か?

 こんなんが続くと、明日の順位も気になるな。

2010年3月8日月曜日

ホンマでっか!?TV

 フジテレビ系月曜日23時からの「ホンマでっか!?TV」が面白い。

 社会で話題になっているネタを取り上げ、明石家さんまと個性派揃いの評論家が織り成す絶妙の解説と爆笑トークは、30分間笑いを止めることを許してくれない。

 最近の明石家さんまの番組はワンパターンな恋愛トーク番組ばかりで、正直、飽きがきていたが、この番組で彼の凄さを再認識させられた印象だ。

 中途半端なネタ放出番組は完全に飽和状態だし、こういうちょっと違った角度の笑いを提供してくれる番組をもっと見せてもらいたいものである。

2010年3月7日日曜日

千葉ロッテマリーンズの応援歌

 ロッテの選手別応援歌が、今シーズンから大幅に変更になっている。福浦・サブロー・今江といった一部の主力選手のもの以外は、ほぼ総替えといった感じだ。

 似たようなことが2005年の阪神にもあった。あの時は、著作権の問題からこのような事態を招いてしまったのだが、今回も同じような理由なのかな?今回ほどの大規模なものではないが、我らがジャイアンツでも、同様に著作権の問題から、長年親しまれてきた阿部と二岡の応援歌が変更になってしまったこともあったし。

2010年3月6日土曜日

酔いつぶれ

 昨日は飲み会。久しぶりにお酒を飲んだせいなのか、自分でも驚くほど酔いつぶれてしまった。こんなにつぶれたのは初めてとは言わないまでも、相当珍しい。最近は、公私とも、特にいいことも悪いこともなく非常に安定した毎日で、精神的には悪酔いする要素はなかったはずなんですがね。

 あまりの酔いつぶれにより、朝まで気持ち悪さを引きずってしまい、今日予定していたバーベキューは急遽キャンセル。まあ、天気が悪そうだったので、はじめからあまり気が進まないバーベキューだったしね。

2010年3月2日火曜日

バンクーバーオリンピック後半戦

 あっという間に終わってしまったバンクーバーオリンピック。後半は、業務的に忙しくなったり、飲み会が入ったりして、あまり観戦できなかったが、それでも観た範囲内で振り返ってみる。

○フィギュアスケート女子
 何と言っても、オリンピック後半戦は、この話題一色。一部、競技時間が昼休み時間に重なっていたため、その時間はみんなでテレビの前に釘付け。特に浅田真央のショートプログラムは13時直前だったので、会社のテレビの前が大変なことになっていた。結果は、キム・ヨナが驚異的な得点をたたき出し金メダル。確かにキム・ヨナの演技は言葉にできないほど美しく、完璧だった。それにしても、この2選手に加え、5位には安藤美姫が入賞し、4位のアメリカ代表長洲未来は日米二重国籍選手。TOP6のうち4選手がアジア人はやりすぎ。採点競技だけに、次回オリンピックではアジア勢に不利に働きそうな予感。

○女子団体パシュート
 注目の小平奈緒に、ベテラン田畑真紀、そして長距離のエース穂積雅子という最強トリオで見事銀メダルを獲得。歴史に名を刻んだ。ただ、この競技は、両チームが半周離れたところからレースをスタートするので、レース途中での勝敗の状況がとても分かりにくい上に、隊列の入れ替えの駆け引きについても素人には理解が難しいので、何をポイントにして観戦したらいいのか全く分からない。日本の得意種目に成長していきそうな感じもするので、こんなことはあまり言いたくないが、でも、こんな複雑な競技、要りますかね?

○ジャンプ団体
 早朝からメダルを期待しつつテレビ観戦したのだが、結果は5位。雪辱に燃えるエース葛西紀明は次のソチも目指すとのことだが、この大ベテランをいつまでもエースの座に座らせていること自体がメダルを取れない原因だろう。若手ジャンパーよ、育ってこい!

○ノルディック複合団体
 これも生観戦。首位から41秒差という好位置からスタートするも、見せ場を作ることができないまま6位に終わった。アンカーの小林範仁に繋ぐまでの選手が、粘りきれなかった印象だ。当たり前のことだが、団体戦では層の厚さがモノをいうという好例。

○女子スキークロス
 スノーボードクロスは前回のトリノから正式競技となっていたが、スキークロスは今回から採用。似たような競技にもかかわらず、4年遅れたのだが、観てて何となくその理由が分かったような気がした。このような波乱要素が大きい競技は、スノーボードには合っていても、スキーにはあまりマッチしない気がする。

○アルペンスキー全般
 注目選手が少ないこともありテレビ中継も少なめ。それもあってほとんど観戦していないが、それでも大回転を中心に最低限はチェック。自分のスキー技術向上のためにフォームを真似してみたいところだ。

○アイスホッケー
 夏のオリンピックのクライマックスが男子マラソンなら、冬のオリンピックのそれはアイスホッケーの決勝。だけど日本では注目度ゼロ。日本が出場してないし、日本では人気スポーツではないから仕方ないけど、せめて地上波で中継して欲しかったな。

 ということで、観まくったバンクーバーオリンピックも終了。メダルをたくさん取れたし、なかなか良かったのではないだろうか。

2010年3月1日月曜日

CDレビュー HY「Whistle」

 HYの6枚目のアルバムがリリースされた。

 ここ数作で続く傾向だが、ミクスチャーバンドとしての特徴は薄れ、正統派J-POPバンドとしての特色が色濃くなってきているHY。壮大なラブバラードM3「告白」がリードトラックとなっているあたりは、その象徴ではなかろうか。

 デビュー10年を目前に控え、良く言えば安定期に入ってきている感のあるHY。しかし、悪く言えば、良い意味での期待の裏切りがなくなってきている感じもする。

 そんな風に思えてしまうのは、僕自身が、もはやHYのファンではなくなってきていて、ただ惰性でアルバムを買っている状態になってきているからなのかも知れない。