2010.08.10 福井商×いなべ総合@甲子園球場
いなべ 000 000 000│0
福井商 000 060 00X│6
せっかく大阪に住んでいるのだから、甲子園で野球を観たい。でも、阪神戦はチケット入手困難だし、そもそもライバルチームだからちょっと複雑。そして今は高校野球をやっている。しかも、今日は準地元の三重の高校が出る。
と、これだけ条件が整ったので、甲子園に行ってきた。甲子園に行くのは多分10年ぶりぐらい。
これが話題(?)のオーロラリボン。千葉マリンとKスタ宮城にもあるらしいが、僕は今回初めて見た。この日は、あまり有効活用されてなかったが、多分プロ野球の試合では、もっと派手な演出があるのだろう。
恒例のスタメン発表。特にスター選手は居ないので、敢えて紹介するまでもないが。
前半は、圧倒的にいなべのペースだった。ヒットや相手のエラーそして四死球を絡め、毎回のように得点圏にランナーを進めるいなべ。対して福井は4回までは僅か1安打。それ以外にも1人が死球で出塁しただけで、攻撃の糸口すら見付からない状態だった。
試合が大きく動いたのが5回。表のいなべは、内野安打、盗塁、四球、死球で、じわりじわりと相手投手を攻めたて、1死満塁とこの日最大のチャンスを迎える、しかも打順は4番。いやが上にも得点ムードが高まる。しかし、ここで4番がショートゴロのダブルプレー。いなべ側に落胆の色が広がった。
直後、福井の先頭バッターがラッキーな内野安打で出塁。このプレーで流れが変わったかと思わせると、次のバッターでは送りバントをキャッチャーがフィルダーズチョイス。こうなると球場の雰囲気は一変。この流れを止めることができず、その後5本のヒットを集中されて、あっという間の6失点だった。
これだけの大差が付くと、自然と攻撃も淡白になる。6回以降もいなべはチャンスを作るが、6回と8回に、いずれも併殺打でチャンスを潰すと、そのままゲームセット。ワンチャンスをモノにした福井が、二回戦に駒を進めた。
結局、5回の攻防が全てだったのだが、仮に5回にいなべの4番がタイムリーを放っていれば、全く逆の展開になっていた可能性が高い。いなべの投手は4回まで完璧だったし、リズムも良かった。しかし、5回表の決定的なチャンスを逃すと、リズムを失い、連打を食らった。それだけ、投手というのは精神状態が影響するポジションなんだろう。まさに紙一重。そんな紙一重の勝負だからこそ、高校野球は魅力的なのかも知れない。
0 件のコメント:
コメントを投稿