昨日の「2020年シーズンの特別ルール」の続き。出場選手登録やベンチ入り人数が増える理由として、過密日程になることによる選手への負担軽減と紹介し、本当にそんなものが必要なのかと疑問を投げかけたのだが、報道によると真の理由はそんなことではないようである。
詳細な記事によると、例年なら多少の発熱なら解熱剤等を服用して試合出場する選手が多かったが、今年はCOVID-19対策と言うことで試合前の検温が義務付けられる可能性が高く、熱がある選手はその時点で試合に出場することができなくなる。つまり急遽試合出場することができなくなる選手が出る可能性があるし、それで登録抹消すると10日間再登録できず、選手のやり繰りが大変になるので、その対応策として枠を拡大するということのようである。
なるほど。
これなら理解できなくもないが、脳震盪特例と同様に、発熱特例のような制度にして、10日以内に再登録できるような措置を制定してしまえばいいので、やはり不公平感を無くすためにも、人数枠は変更しない方がいいと思う。
それよりも、今シーズンは多少の発熱でも試合出場を制限されるとなると、全試合出場することがとても難しいシーズンになるのではなかろうか。特に連続試合出場を継続している選手からすると、とても大きな問題。あいにく、記録に残りそうなぐらいの連続試合出場を継続している選手は現時点でいないので、COVID-19のせいで大記録が止まる、という悲劇的なストーリーは避けられそうだが、それでも過去3年以上連続で全試合出場を続けている松田と浅村にとっては、この見えざる敵との戦いにも神経を使うことになりそうだ。
ちなみに、継続中の連続試合出場記録で、最長なのは秋山の825試合。これは、メジャー移籍したことにより、今シーズン開幕日をもって途切れることになる。
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