昨年末頃にFMでかかりまくっていたKiKiのLet Go。遅ればせながら、彼女のアルバムをじっくり聴いてみた。
アルバム聴くまでは、彼女の曲はLet Goしか聴いたことがなかったので、彼女のことをアップチューンが得意なシンガーだと思い込んでいた。ところがアルバムの内容はR&Bテイストが色濃いサウンドで、むしろ落ち着いたバラードが多い。また、Let Goと違って、あまり一般受けしない感じの曲とも言える。
このようにリードトラックとその他の曲で、全然違う印象を与えるアルバムって洋楽に多いような気がする。それだと、どうも裏切られた感が残り、期待外れになってしまうことが多いため、僕自身はあまり好きではない。
もともとそのミュージシャンのファンだったとしたら、そのような構成のアルバムとなっていることは、いろんな音楽性を知ることができるということで嬉しいのだろう。しかし洋楽の新しいミュージシャンはたまたまラジオなどで知ることも多く、そこで知り、気に入ってアルバムを買ってみたところ、期待外れになってしまうというのは、そのミュージシャンのファンとして定着しない結果になってしまう可能性があるため、あまりいい効果を与えているとは思えない。
断っておくが、KiKiのアルバム「Let Go」がイマイチだと言っているのではない。このアルバム自体は素晴らしい一枚だし、彼女のボーカル力には圧倒される。しかし、FMでパワープレイされていた「Let Go」を聴いて、あのイメージだけで、このアルバムを聴くと、人によっては期待外れに感じてしまうかも知れない。そう感じた一枚だった。
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