「DYSTOPIA」なる新たなSNSサービスが話題になっている。最大の特徴は、攻撃的であったり不適切な発言は、AIが自動的に検知するとともに、優しい表現に自動変換すること。これにより、言葉の暴力で傷付くようなことが起こらないようにすることが目的と思われる。
やろうとしていることは分からんでもないが、これはいかんと思いますね。
例えば、このSNSでネットの世界にデビューした若者が、実社会に出たとする。もちろん、実社会の荒波は、そんな甘いものではなく、激しい表現に直面することもあれば、傷付くこともある。そんなときに、こんな甘っちょろい世界しか経験していない若者は、何の免疫も無く、この荒波を乗り越えることはできないだろう。つまりは、こんなSNSは、社会で生き残れないような弱い人間を作っていくだけではなかろうか。
温室をたくさん作って、ひ弱な人間を作っていくのではなくて、崖から突き落としてはい上がってくるような強い人間を作るサービスを考えていくべきだと思う。
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