2008年8月15日金曜日

北京オリンピック前半戦雑感

 気付いてみたら、北京オリンピックも半分が終了。そこで、前半戦の主な出来事を振り返ってみる。

 何と言っても一番のビッグニュースはフェンシング太田選手の銀メダルだろう。フェンシングという競技があることはもちろん知っていたが、選手の名前は全く知らなかったし、ルールも全然知らなかった。そこに彗星の如く現れたニューヒーローは、間違いなく北京オリンピック前半戦のMVPだ。ただ、試合をテレビで観戦したのだが、ルールは全く分からないまま。種目は「フルーレ」「エペ」「サーブル」の3種目あるとのことだが、何が何だか全然分からない。ただ、装備が妙に電子機器に包まれているのが印象的。ちなみに太田選手はフルーレの選手。

 柔道もいろいろあった。谷選手はママでは銅。代わりに谷本選手がオール一本で金メダルを獲得した。中継中、アナウンサーや解説者達が、しきりに言っていたのが、ここ最近の柔道事情。もはや柔道ではなくて、「JUDO」に変貌してしまっており、日本人としては残念な気持ちだとのことだが、柔道の基本を全く理解していない僕からしてみると、解説者たちが言っているこの言葉の意味がイマイチ分からない。ただ、以前に比べて、相手の背中を畳につければポイントが得られるということが明確化してきているような気がするので、僕的には今のほうが見てて分かりやすく面白く感じられる。でも、これってレスリングとの棲み分けがなくなってきているってこと?

 野球は順調な滑り出し。初戦のキューバ戦は落としたが、目指すのは金メダルであり全勝ではない。むしろ気になるのはミクロなところで、予選の時は「サブロー」ではなく「大村三郎」と、登録名での参加が認められなかったのに、本戦では何故「佐藤隆彦」ではなくて、「G.G.佐藤」として出場しているのかということ。まあ、どうでもいいことだが。あと、台湾戦の3回終了時、北京の球場にFLOWの「GO!!!」が流れてたのも気になった。何故、中国の球場でJ-POPが流れるんだ?

 もちろん北島の2冠は凄すぎ。アテネの「チョー気持ちいい」に続いて、今回の「何も言えねぇ」も流行語になるか?

 残念なのは野口みずき選手の欠場。メダルへの期待感、競技としての人気度、本人のスター性と、どれをとっても今大会注目度No.1だっただけに、残念な気持ちで一杯だ。それでも土佐選手と中村選手という力のある選手が出場するだけに、注目の競技であることには変わりない。

 さあこれから後半戦。前述の女子マラソンを含めたオリンピックの華である陸上競技はこれからが本番。野球は金メダルを獲れるか?ソフトボールだって予選では王者アメリカ相手にエース上野をぶつけてないし、今日はコールド負けしたが、決勝トーナメントを見据えた戦いをしていると言える。さらには最強女子レスリングチームからは金メダル量産が期待できるし、女子バレーも決勝トーナメント進出に向け、負けられない試合が続く。

 こりゃ、来週も仕事している場合ではないな。

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