IOCの会長が、2016年オリンピックにおける野球の復活条件として大リーガーの参加をあげた。ニュース記事はこちら(後日追記:過去ニュース記事のためリンク切れ)。
会長の言い分も分からないでもないが、果たしてオリンピックとはトッププロが集まらないといけないものなのだろうか?確かに、テニスにはフェデラーなナダルといったトップ選手が出てる。バスケはNBAからのドリームチームが出場している。でも、サッカーは年齢制限を設け、決してトッププロを集結させているわけではない。
そもそもプロリーグは興行として試合を行っているわけであり、当然観客はお金を払って試合を観に来ている。それなのにオリンピック期間中にトップ選手を奪われるということは、これは国内プロリーグをおろそかにしているということであり、そこまでの犠牲を払う必要があるのだろうか。野球世界一を争う大会はWBCという世界選手権があるではないか。オリンピック開催時期である夏は、どこの国(キューバを除く)でもプロリーグでの優勝争いが佳境を迎える大切な時期。この時期に水をさされるのは、あまり得策ではない。
今後、オリンピックに野球が復活するかしないのか分からないが、復活するのだとしたら、参加選手の基準を明確にするべきだ。その際、野球世界一を決める大会はWBCがあるのだから、オリンピックの野球はサッカーと同様に年齢制限を設けるか、従来どおりプロリーグに所属していない選手のみの参加を認めるといった形でやってみてはどうだろう。
「プロ」はともかく、「トップ」の選手が集まる...
返信削除サッカーは、ワールドカップ自体がオリンピックに匹敵する規模・内容の大会なので、僕は別格だと思うし、単純に比較はできないかと。
他の競技でトップが出ずに2軍レベルが代表になることも聞かないし。
僕は、「その国の最高の選手達が頂点を争う」からオリンピックをみたいと思うので、2軍レベルの選手達の競争に興味はないな~~。
いつも自分がナンバーワンでなければ気がすまず、ヨソと協調するという発想がなく、気に入らなければ勝手にルールまで変えてしまう、あの国のMLBのワガママが通っているだけだと思っています。
そこさえ変われば…。
>hiroshiさま
返信削除確かに、現時点ではサッカーは別格かも知れませんが、せっかくWBCという世界大会が立ち上がったのだから、そこまでオリンピックにこだわる必要は無いんだと思うんですよね。そうすることによって、WBCの格が上がっていくんだとも思いますし。
そもそもアマチュアリズムを基本理念としている(はず)のオリンピックに、自国のプロリーグを犠牲にしてまで選手を送り込むことについては、やはり疑問が残りますね。
アマチュアのトップ選手が参加して、そこで活躍して注目を集めて、そしてプロで活躍するという流れだったバルセロナやアトランタの頃の方が良かった気がしております。
まあ、IOC会長としては、
返信削除「一流選手が参加しないなら、2016年以降のオリンピックに野球をわざわざ復活させなくてもいいじゃん。」
といったところでしょう。
実際、スポンサーも集まりにくいだろうし、日本でもメディアの注目度は低くなり、話題性にも欠けるかと。
少なくとも今大会のような妙な盛り上がり方はしないんでしょうね。