2010年6月26日土曜日

ブックレビュー 「1Q84 BOOK1」

 遅ればせながら、ベストセラーの「1Q84」を読み始めた。既に世間ではBOOK3が出ているというのに、僕はようやくBOOK1が終わったところ。だからBOOK2以降のネタバレは厳禁でお願いしますね。

 ここまでだが、とにかく面白い。章ごとに主人公が交互に入れ替わりつつ物語が進むのだが、そのどちらもが次の展開がとても気になるところで終わる。それが交互に続いていくのだから、読み出すと止まらない。

 更に気になるのは、この二つの物語の関連性。一見、全く関係ない物語のようで、微妙に共通点があったり、繋がっているようで繋がっていなかったりで、この繋がりの謎解きのような要素が、「1Q84」の重要なパーツだと思うのだが、今のところよく分からない。

 似たような感覚になったことがあったなと思って、記憶を辿ってみたところ、おそらくドラゴンクエスト6に近い感覚。これも『上』の世界と『下』の世界で、微妙な共通点がありつつも、その関連性が分かるまでは時間がかかり、いざ分かった時には、それまでのモヤモヤ感が一気に晴れた。ドラゴンクエスト6と決定的に違うのは、二つの物語は完全に分離されていて、共通の登場人物がいないことだが、共通して出てくる『キーワード』はあるし、BOOK2以降で、この謎が解明されるのではないかと期待できるし、そこで、これまでの色んな伏線が活きてくるような気がしてならない。

 こんな中途半端なタイミングでレビュー書いている時間があるなら、早く続きを読まねば。

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