5月26日にヤクルトの高田監督が成績不振から辞任し、小川ヘッドコーチが監督代行として指揮を執ることになった。
この日は気付かなかったが、これは、僕のプロ野球ファン歴の中で、実に大きな意味を持つ一日だったのだ。
それは、これで12球団の監督全員とも、現役時代の姿が僕の記憶にある人になったのである。プロ野球を見始めて、かなりの年月が経つが、これは初の出来事。監督が『歴史上の人物』から『現在進行形の人物』へ完全移行したのだから、これは随分と長い間プロ野球にお世話になってきているものだ。
これは、これまで、王と野村が長きに渡って監督に君臨していたためでもあるが、それにしても僕自身もそれなりに年齢を重ねてきているからこそ、こういう日を迎えたんだなと、ある意味感無量。
せっかくなので、今の12球団の監督の現役時代の印象を並べておく。原は押しも押されもせぬ巨人の4番。落合はロッテからのトレードが一番印象に強い。真弓は1985のトップバッターももちろんだが晩年の代打の神様の印象も強い。尾花は抑えても抑えても勝てない弱小球団の宿命を背負ったエース。野村は時代が時代なら確実にメジャーに行っていただろう5ツールプレイヤー。小川は当時はどのチームにもいた「左殺し」。秋山はAKDの一角。渡辺久は西武黄金時代のエース。ブラウンはムラッ気のある助っ人外国人。梨田は全盛期は知らないので晩年の代打の切り札の印象のみ。西村は不動のトップバッター。岡田は1985の5番。みな、選手としてもとても印象深いプレイヤーばかりである。
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